栄養士が民間資格を取る前に知って欲しい2つのこと
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「スキルアップのために資格を取ろう!」

 

自分の更なる成長のために新しい資格を取ろうとする栄養士は多いです。

ただ、資格にもいろいろありますよね。

 

職務経験が必要な「糖尿病療養指導士」のような公的な資格。

もしくは民間でどんな人でも受けることができる「〇〇ソムリエ」や「〇〇マイスター」のような資格もあります。

前者の資格は勤務先の都合で必要なこともあります。

しかし、後者の資格は基本的には自分のスキルアップのために自主的にとりますよね。

 

その中で聞かれることが

「そういった民間の資格を取ったほうがいいですか?」

こういった質問を受けます。

そこで今回は民間資格について、僕の考えをお話します。

 

栄養士のスキルアップに民間資格は必要なのか?

1 取る目的を整理する

◆なにも考えずに資格を取らない

まずは結論から、お伝えしますと「わからない」です。

当たり前ですが「必要かどうかは人によって違う」からです。

そもそも、なぜスキルアップが必要なのでしょうか?

 

・職場で生かすため

・知的好奇心を満たすため

・将来独立するために生かすため

・講師の人のファンだからetc…

 

いろいろな理由が考えられますよね。

自分の目的を叶えることができるなら必要ですし、目的がないのなら必要ありません。

まずは、資格のことを見つけて興味を持った段階で自分に問いかけてみてください。

 

「この資格を私は何を目的にとるのだろうか?」と。

 

◆大きな目的は2つ

とはいっても民間資格の場合を取る人の目的は大きく2つです。

 

①その資格を使うことでなにかしらの収入を得ること

②知的好奇心を満たすため

 

この2つです。

職場で資格を資格を生かすことで収入アップにつながるかもしれません。

その場合は①ですね。

 

将来の独立のために生かすなら①でもあり、②でもあります。

たいていの理由はこの2つに大別されます。

では、それぞれ見ていきましょう

 

①その資格を使うことでなにかしらの収入を得ること

これは副業もしくは独立して収入を得るために資格をとります。

〇〇協会の講師となって、教えていくスタイルが多いですね。

 

このために資格を取ることはありです。

ただし、気をつけてほしいことがあります。

 

それは「知識を得ること」と「知識をビジネスに生かすこと」はまったく別の内容です。

つまり、その資格を取る時に「ビジネス」について教えてもらえなければ、ほぼ間違いなく資格をとっただけでは収入を得ることはできません。

資格の講座の中にビジネスの勉強が入っているものもあります。

でも、入っていないものもあります。

 

収入を得ることを目的に資格を取るのであれば

 

「ビジネスが勉強できる内容であること」

もしくは

「ビジネスに関しては他で学ぶこと」

 

これを考えて選ばなければいけないです。

目的をしっかり決めたうえで民間資格はとりましょう。

 

②知的好奇心を満たすため

これは、簡単な理由ですね。

ようは「情報を知りたい」から資格を取るということです。

 

どんな資格にしろ「情報」を資格にしているわけです。

・栄養学の情報

・医学の情報

・自己啓発の情報

・コーチングスキルやカウンセリングスキルの情報

・ビジネスの情報etc…

 

そこでしか学べないことがあるから「資格」になるし、「お金」を払うわけですよね。

知的好奇心を満たすためが目的なら、どんどん取ればいいと思います。

ただ、せっかく取るであれば一つだけ覚えて欲しいことがあります。

 

それは「アウトプット前提で資格を取ること」です。

 

どんな知識も伝えなければ価値がありません。

自分だけに適用するのはもったいないです。

 

その資格を使って収入を得るつもりがなくてもぜひ、「アウトプット」はしてください。

そのほうがあなたの身になりますし、世の中のためになります。

そして、なにより楽しいですからね。

 

2 内容と同じくらい大切なこと

◆得られるものは「知識」だけではない

さて、資格を取る目的ははっきり決めたことでしょう。

次は実際に資格を取るときに覚えておいて欲しいことがあります。

それは「内容だけにこだわらない」ということです。

 

資格を取る一番の目的は「知識」ですが、それと同じくらい大切なことがあります。

それは「縁」です。

講師や参加者との「縁」を大切にしてほしいのです。

 

◆同じことを学ぶことはほぼない

考えて欲しいのですが、学生時代は年齢も同じで僕らは同じようなことを学んでいますよね。

でも、社会に出れば必要な知識も年齢もバラバラです。

職場は似たようなことを学びますが、それは「仕事」ですよね。

 

学校以外で同じようなことに興味を持ち、学ぶ人と出会える場所。

 

僕はそれが「資格を取ること」で得ることのできるもう一つの魅力だと考えています。

だから、できれば資格を取るときは「通信講座」ではなくて「直接参加型の講座」を選んでください。

そのほうが間違いなく価値があります。

 

◆知識の身につき方も違う

「通信講座」と「直接参加型の講座」の違いはいろいろあります。

その中でも重要視してほしいのは

 

「人と直接話せること」です。

 

講師の方と直接お話することができれば、資格で学べる以上の知識を教えてもらえることもあります。

また、参加者の人たちとお話をする中で、その後一生付き合う友人ができることもあります。

他にも、「通信講座」よりも強制力が働くために学ぶ知識も身につきやすくなります。

 

人は基本的には1人で頑張るよりも複数人いたほうが頑張ります。

せっかくお金をかけて資格をとるのであれば、「人との縁」も「知識」も両方手に入れて今後の人生に生かしましょう。

 

僕自身、ある講座で知り合った人たちとは今でも毎月復習会を開いています。

講座の内容も良かったですが、そこであった「縁」こそ大切なものだと感じています。

 

まとめ

いかかがでしたでしょうか?

これからあなたが資格を取るかどうか決めるうえで参考になりましたか?

 

資格を取る前に知って欲しいことは2つありました。

1 資格を取る目的を考えること

2 どうせ取るなら「知識」と「人との縁」の両方を手に入れること

 

お金と時間をかけて取る資格だからこそ、しっかりと考えて自分に身になるようにしてくださいね。

 

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