暗黙の了解というルールに納得がいかない前村です。(普通にルールとして公言すればいいのになって思いません?笑)
さて、今日は「願い」といったテーマでお話します。
あなたは親、パートナー、子供、兄弟など、あなたにとって身近な人に長生きしてほしいなと思いますか?
僕は大切な家族には長生きをして欲しいなって思います。
あなたも大切な人にはそんな願いを持ってるのではないでしょうか。
では、質問を変えます。
あなた自身は、長生きをしたいなと思いますか?
この質問に変えると、YESの答えは半分くらいになりそうですね。
周りの人に長生きを求めるのに、なぜ自分のことになると長生きを求めない人が増えるのか?
その原因はお金です。
長生きするというリスクに対して、お金が用意できないので長生きをしたくない。
そう考える人が多いなと。
生きていれば様々なリスクがあります。
病気になるリスク。
突然亡くなるリスク。
教育資金が足りないリスク。
それぞれのリスクに対して、いわゆる保険といったもので対処をする方も多いです。
ただこうした「死亡や病気」といったリスクよりも「長生きするリスク」が高いことに気づけていますか?
事実として、僕たちは90%以上の確率で老後の生活を迎える可能性があります。
そんな老後の生活は、今や年金という制度では賄えきれません。
そして、個人年金などの保険でも足りない方が多いです。
個人での努力が必要な「長生きするリスク」に対して対策をとっている方はほとんどいません。
その結果、お金を用意できないまま老後を迎えて生活ができなくなってしまう。
これが怖くて長生きすることに対して抵抗感を持つ人が増えています。
どんなリスクにも保険という選択肢は必要かもしれません。
それでも保険は、どこまでいっても保険でしかないんです。
大事なのは、あなた自身が対策を取れる状態を作ること。
病気のリスクも、保険ではなく健康でいることに気を遣う。
事故などで働けなくならないように、しっかり体を休めて注意力が落ちないように気をつける。
教育資金はリスクではなく、子供の可能性を広げる選択肢の1つです。
この可能性を広げるためには、保険以外にも奨学金といった制度も利用できます。
奨学金を借りるのに抵抗感がある方もいますが、それは正しく見れていません。
自動車ローンや住宅ローンよりも金利は安いので、本当に行きたければ借りた方がいいものです。
どのリスクも保険だけで対処するのには限界があります。
保険以外にも、あなた自身の努力が必要になるということです。
これは長生きするリスクも一緒。
ただ、老後だけはまだ先のことだからと後回しにされがちなんです。
後回しにした結果、気づけば老後まで10年もなく慌てて準備しても間に合わない。
自分では対処できなくなった結果、子供や身内に頼る。
しかし、周りに迷惑をかけたくないから長生きはしたくない。
そう考える人が、相談を受けていても非常に多いです。
しかし、あなた自身が長生きを望んでいなくても、周りの方はあなたの長生きを望んでいます。
その期待に応えるためにも、まずはあなた自身がその不安をなくすための努力をしましょう。
どのリスクよりも確率が高いのは「長生きするリスク」です。
本来は、喜ばしいことがリスクと捉えられてしまう。
そんな悲しいことないですよ。
老後には、たくさんのお祝いがあるんですから。
還暦(60歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、百寿(100歳)・・・
これだけのお祝いを、気持ちよく迎えられるように今から準備をしていきましょう。
これはあなたのためでもあり、あなたの大切な人のためでもありますので。