妻の体調の関係で人生で初めてホワイトデーに手作りお菓子を作らなかった前村です。(昨年はオペラでした。)
さて、今日は「預金金利が20倍」といったテーマでお話します。
先日のYouTube Liveで、マイナス金利が解除されるとお話しました。
マイナス金利が解除され金利が上がることによって、住宅ローンの変動金利などは上がる可能性があります。
そうなると、当然あなたの生活を圧迫するかもしれない。
そんなマイナスなニュースについてお話をしていました。
ただ金利が上がることは、あなたにとってマイナスのことだけではありません。
金利が上がることで起きるメリットは大きく2つあります。
1つは円高になり、輸入商品の物価上昇が収まる可能性があること。
日本の金利が上がれば、日本円に預けようという人が増えるので、円の価値が高まり円高に動きます。
そうなれば、現在の物価上昇を押し上げている円安による影響も収まる可能性があるということ。
そしてもう1つは、銀行預金の利息も上がること。
実際に今回のマイナス金利の解除によって、 日本のメガバンクも預金金利を20倍に引き上げると発表しました。
20倍という数字を聞くとすごく感じますよね。
ただ、実はこの2つには喜べない事実があるんです。
というのも、金利が20倍になっても実際の預金金利というのは0.001%から0.02%になっただけ。
そもそもの金利が低すぎたので、20倍上がったとしてもスズメの涙程度です。
これだと銀行にお金を預けても、お金が増えないという感覚は変わりませんよね。
そして、円高についても同じです。
今回、日本の金利が上がったとしても、元々はマイナス金利でした。
海外からするとマイナスから0になっただけなので、大して魅力って変わってないんですよね。
日本の力が弱いという事実は一緒です。
そうなると、海外との差は縮まっていませんので円安が変わらず進みます。
するとこれまで通り物価上昇は止まらず、生活は苦しいままとなってしまう。
本来なら金利が上がることによって、プラスに変わる部分も今の日本ではマイナスのまま。
結論、何を伝えたいのかというと「やっぱりこのままじゃ日本やばいよ」ということです。
これまで通り、普通に預金をしていてもお金は増えません。
一方で、円安などの影響で物価は上がる。
さらには金利が上がることで、変動金利で住宅ローンを組んだ人は給料も変わらないのに負担だけ増える。
そんな状態になってしまいます。
遅かれ早かれ、状態が悪化するのはわかることです。
だからこそ、今からでも市場として成長しているアメリカや資産の成長しやすい株式に資産を預けることが重要です。
預金はお金をすぐに使うために必要ですが、増やす場所としては最適ではありません。
預金も株式も役割が違うので、それぞれの役割を理解して正しくお金を使い分けましょう。
何も考えずに預金だけしていたら、時代の変化に追いつけず生活が苦しくなります。
日本は安全な国だと信じて円だけを持っていたら、海外との金利差で物価上昇に耐えられません。
変化の激しい時代に、昔の当たり前を現代に残したら取り残されます。
令和にポケベルを使っている人がいないように、お金の知識もアップデートする必要があるということです。
スマホが出た時も最初は抵抗感がありましたが、今では当たり前に使っています。
資産運用も当たり前になる時代がこれから来るので、なるべく早く使いこなせるようになっておきましょうね。