基本的にアレルギーはない認識ですが、ハウスダストだけはダメな前村です。(あなたは何かアレルギーありますか?)
さて、今日は「株100パーセントで大丈夫?」といったテーマでお話しします。
僕たちは、普段からアメリカ株積立を推奨しています。
これはアメリカの優秀な企業を、10社から25社ほど選んで積み立てをする投資方法です。
一般的には、S&P500や全世界株式に投資をしようという人も多いですかね。
両者の違いについてはまた今度お話しするとして、今日は共通点についてです。
2つの共通点は投資対象が株式100%であるということ。
この、株にしか投資をしていない状態に対して
「リスクが高すぎる」
「もっと他の商品にも分散をした方がいい」
などの意見もあります。
投資の鉄則は長期分散積立。
その中でも、分散比率を株だけではなく債券や金などにも広げようという意見ですね。
株式投資をしていれば、5~10年周期で暴落があり、資産が50%以上減ったことも過去にあります。
このリスクに対して、株の値動きと反対の動きをする債券や金を入れることでリスクを軽減できる。
というのが、商品の分散を伝える方の意見です。
この考えは一理ありますが、それでも僕たちは資産を増やしたいという人は株だけという選択肢をお伝えしてます。
理由は、資産を増やす段階の人が守る役割の投資を入れると、リターンが下がり目標額に足りない可能性があるからです。
投資をする中で、リスクを下げたいというのはよくわかります。
ですがリスクを下げるということは、当然リターンも下げることになります。
例えば、低燃費の車で出かける時に、1人で行けば燃費もいいので遠くまで出かけられますよね。
ただ、1人での運転なので周囲を確認できる範囲にも限界はあり、疲れてしまうと事故に遭うリスクも高いです。
これが友人や家族などといけば、周りを見てくれる人が増えるので事故に遭うリスクは下がります。
ただ、人数が増えれば車両重量は重くなるので燃費は悪くなり、1人の時よりも同じ燃料で行ける距離は短くなってしまう。
このような形でリスクとリターンは表裏一体というわけです。
投資商品を分散してリスクを下げると、お金を増やしたい人はうまく資産が増えなくなります。
すると、貯めるべき資産に届かず必要なタイミングでお金が足りないという事態が起きてしまう。
これは避ける必要があるので、資産を増やす段階の人は株式100%で増やすことに注力しましょうということです。
それでも暴落は怖いと思うので、最低限のリスク分散は必要。
そこでマネーアカデミーが伝えている分散というのは、銘柄の分散と時間の分散です。
株式の銘柄を分散することで、1つの企業に頼らなくて済むのでリスクが軽減されます。
これは複数の会社で副業するようなイメージ。
そして時間の分散は、投資する時も使う時も時間をかけるということ。
暴落は生涯的に続くことはありません。
それが起きるとしたら、そもそも投資をしている市場が間違いです。
大きな暴落があっても、景気は3~5年ほどのサイクルで回っています。
そうなると、老後に暴落が起きても老後の数十年間の間に株価は戻る可能性が高いです。
このように銘柄分散と、時間の分散をすることでリスクを軽減する方法をとっています。
資産運用には、増やす役割と守る役割があり、株式100%は資産を増やす役割。
債券や金などは守る役割です。
あなた自身が、今は増やす段階にいるのであれば株式100%。
老後になりお金を守る段階にきたら、債券などの守る役割を少しずつ取り入れてもいいかな。
というのがマネーアカデミーの考え方です。
ただ、先ほども伝えたように老後でも時間の分散は生かしているので、株100%でもリスクの対処をしています。
あとは、あなた自身の好みに合わせてやっていただくしかありません。
伝えたいことは、あなた自身が今お金を増やさなければいけないのか?
守らなければいけないほどの資産があるのか?
状況によって、するべき資産運用は異なりますよということです。
情報に流されて、運用がうまくできないことだけは避けましょう。
長期分散積立のルールは守って、ベストな投資ではなく、ベターな投資をしていきましょうね。