栄養士の仕事がきついと感じたら考えてほしいこと
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「毎日の仕事がきつい、、、」

栄養士なら考えたことがあるかもしれません。

サービス残業が当たり前

・パートさんには怒られる

・自分のやりたかったことができない

・給料が安い

・働く時間がバラバラで友達と時間が合わない

 

いろんな理由で仕事がきつく感じることがあるでしょう。

でも、どうしたらいいのかわからない。

今回はそんな時に知っておいて欲しいことをお伝えします。

栄養士の仕事がきついと感じたら

なぜ、きついのかを冷静に考えてみる

ちょっと僕の話を先にさせてください。

僕はもともと日本料理の板前をしていました。

その後、受託給食会社の栄養士⇒直営病院の管理栄養士となり現在は独立してフリーランスの栄養士として活動しています。

順風満帆だったかというと、そんなことはありません。

僕自身、仕事がきついと感じたことは何度もあります。

ただ、きついから転職するのはいいのですが、その前に知っておいて欲しいことがあります。

なぜ、きつく感じるのかを冷静に考えて欲しいのです。

 

自分の求めているものはなんなのか

僕は板前時代には毎日15時間働いていました。

休みは週1回です。

朝の8時から夜中の12時ちかくまで働き、休みの日はほとんど寝ていました。

今、思うとありえない生活でした。

きっと他の人からみたらブラック企業なのでしょう。

そして、労働時間が長いからきついのだと思われていたかもしれません。

しかし、僕は労働時間が長いからきつかったわけではなかったのです。

 

僕が仕事がきついと感じていたのは

・先輩たちの性格が悪い

・自分の将来が見えない

・自分の性格が悪くなっていく

これらが理由でした。

つまり、仮に労働時間が長くても上記の条件がなければ、僕は仕事を続けていたかもしれません。

仕事がきついと思っているときは冷静な判断ができなくなります。

そのときに、転職すれば解決すると考える人が多いのですが、そんなに単純ではありません。

「なぜ、きついのか」を知るためには自分が「なにを求めているのか?」を考えなければならないのです。

 

自分の求めているもののために管理栄養士を目指す

僕は板前をやめて、国家資格をとれば、今の状況から抜け出せると考えました。

そこで管理栄養士の養成学校に通うことにしました。

社会人をやめて、4年間も学校に通うのは迷いましたが、管理栄養士という免許を少しでも早く取るためにはそのほうがいいと考えました。

ただ、すでに社会人ですので親からの仕送りなどは当然ありえません。

生活費はすべて自分で稼ぎます。

 

当時の僕は朝の9時から学校の授業を受けて、夕方4時過ぎに授業が終わるとそのままアルバイトで深夜の12時まで働いていました。

生活的には板前時代とそんなに変わっていないかもしれません。

しかし、その生活をきついと思ったことはありません。

僕にとっては労働時間が長いことがきついことではなかったからです。

 

仕事をきついと考えているのはなぜですか?

・サービス残業が当たり前

・パートさんには怒られる

・自分のやりたかったことができない

・給料が安い

・働く時間がバラバラで友達と時間が合わない

 

冒頭でお話したように仕事がきついと思う理由はたくさんあります。

その中でも本質的にあなたがきついと思ってしまう原因を探す。

これをしないと転職したとしても解決しないでしょう。

 

職場での人間関係が理由で仕事がきついのなら転勤すればいいかもしれません。

コミュニケーションが苦手なのであれば、コミュニケーションの本を読んで実践すれば解決するかもしれません。

資格を生かして、やりたいことがあるのなら転職ではなくて独立する選択肢もあります。

働く時間がバラバラであれば、希望してみれば意外とすぐに解決できる場合もあります。

 

ただ、多くの栄養士は漠然と全体的にきついと考えているので転職したとしても同じことを繰り返す。

または、栄養士の業界自体がすべて同じだと考えて栄養士として働くこと自体もやめてしまうのです。

 

きついと思う原因を解決する方法は必ずある

ある栄養士の話をしましょう。

その人は職場でいつも仕事が遅いと怒られていました。

一生懸命働いているのに認めてもらえない。

でも、きっと怒られる理由は自分が悪いからだと考えて自分を責めていました。

 

でも、ある日その生活に耐えられなくなり転職することにしました。

もしかしたら、また同じことを繰り返してしまうかもしれない。

それでも、今の状況を変えるために転職しました。

 

結果はどうなったでしょう?

その職場で、その人は仕事が早いと、いつも頼られています。

以前の職場では遅いと怒られていたのに。

 

もう、仕事がきついと考えることはありません。

今の職場では周りから頼られて仕事にやりがいも感じています。

労働時間や給料はほとんど変わりません。

むしろ、少し条件は悪くなりました。

でも、その人は仕事がきつくなくなりました。

 

その人の仕事がきつかった原因は労働時間や給与面でではなく、自分の仕事が認めてもらえないこと。

そして、苦手な分野の仕事しか、させてもらえなかったことだったからです。

 

栄養士の仕事はたくさんある

栄養士の仕事はいろいろなことがあります。

調理の仕事が中心の人もいれば、事務的な作業が中心の人もいます。

栄養指導が中心の人もいれば、セミナーや教室が中心の人もいます。

 

業務内容が変われば当然、それぞれの仕事のスピードも変わります。

また、求められる知識や経験も違います。

 

僕がいた職場では栄養士でも調理現場での盛りつけや調理のスピードが遅いを仕事ができないと言われていました。

でも、現場から離れて事務作業に入ると今度は仕事が早いと言われる人もいます。

同じ人物でも業務内容が変われば評価は当然変わります。

 

でも、人は自分の得意な分野を基準に他人を評価します。

だれに評価してもらうのかも大切なことなのです。

ある人にとっては価値のないことでも、実は素晴らしい仕事なのかもしれませんから。

 

ただ、本当に大切なことはあなたの将来にとって必要なことに焦点をあて、自分で自分を正しく評価することです。

だって、あなたの人生なのですから自分に必要なことは自分で決めるべきでしょう?

 

栄養士の仕事がきついのか、今の仕事がきついのか

栄養士の仕事がきついのなら栄養士をやめたほうがいいかもしれません。

でも、その前に本当にそれは栄養士としてのあなたの仕事なのでしょうか?

自分で勝手に栄養士としての自分の仕事の幅を狭めていませんか?

 

僕はそのような栄養士をたくさん知っています。

本当は栄養士の仕事はもっといくらでも可能性があるのに。

 

待っているだけでは手に入らない

あなたの仕事がきついのはわかっています。

でも、残念ながらあなた自身がなにもしなければその状況は変わりません。

自分からどんな方法でもいいので変えていくしかないのです。

 

今の職場で変える努力をしてみるのか?

会社は変えずに転勤してみるのか?

転職するのか?

思い切って独立してみるのか?

 

方法は自由です。

あなたが仕事をきついと考えている本質的な原因を解決できるものであれば大丈夫です。

 

1人で悩まないでください

解決の手段は自分ひとりで考えてもいいですが、手っ取り早いのは誰かに聞くことです。

すでに経験している人ならいろいろなアドバイスをしてもらいます。

僕も独立するにあたっては、たくさんの人の協力があったからこそできました。

 

自分だけで悩まずに栄養士の集まりや、他の職業の人たちと話す機会の場に積極的に参加してみてください。

僕もそういった場所に参加していましたし、今では開催するがわになっています。

 

あなたも仕事がきついと感じているのなら、悩みすぎずに誰かを頼ってくださいね。

きっと解決に近づくので。

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