崖に向かう男・解説2
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崖に向かう男の解説が聞きたい!というマニアックな読者に恵まれている黒田です。
(最上の褒め言葉ですからね!)
 

さて、今日は昨日「解説興味あります?」と聞いたところ、たくさんの反響をいただいたので、安心して続きの解説をします^ ^

今日、解説するのは

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ただ、そのまま歩き続けると崖から落ちるのは明白。

他にも道があるのだから、賢者が「別の道をいった方がいい!」と言っても、その男は聞きません。

「大丈夫、大丈夫。まだまだ余裕あるからさ」と言って、どんどん崖に向かって歩いてきます。

どうやら、崖になんとなく恐怖を感じつつも目に見える場所にはないので、危機感がないようです。
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この部分です。

 

ここで学んでほしいことは

・自分では崖から落ちることに気付かない
・愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
・問題の先送り癖を辞めよう

この3つです。

 

・自分では崖から落ちることに気付かない

実は「崖から落ちることは明白」と書きましたが、それはあくまで「賢者目線」

本人は、このままいったら崖から落ちるなんて思っていません。

「崖は危ないよなぁ」くらいの感覚です。

これは、仕方ないことで本当の問題って客観的視点がないとは気づかないんです。

だから、「今の生活で大丈夫」と思っている人こそ、「本当に大丈夫か?」という客観的な判断が必要とされますね。

 

・愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
これは、初代ドイツ帝国宰相オットー・フォン・ビスマルクの名言です。

「別の道を行ったほうがいい」とアドバイスをしたのが「賢者」だったことにあなたは気づいていたでしょうか?

そう、これ誰のアドバイスでもいいわけじゃないんです。

まず、一番良くないのは自分の考えだけで大丈夫、と信じ込むこと。

こういう人は本当に苦労します(^_^;)_

次に良くないのは、賢者なく自分と同じレベルの人のアドバイスを聞いてしまう人。

親や学校の先生が言うことが正しいとは限りません。

あくまで、その道のプロである「賢者」のアドバイスだから聞く価値があるのです。

そして、賢者は「自分の直感」ではなく「歴史的事実」で物事を判断します。

自分の経験でなく、賢者と同じ歴史やデータをしっかりと把握しよう、ということを学んでいただきたいです。

 

・問題の先送り癖を辞めよう

「大丈夫、大丈夫。まだまだ余裕あるからさ」

あえて厳しめにいいますが、この発言をする人には本当は余裕はありません。

でも余裕がないことに本人が気づいていません。

いま、不安に感じていることがあるならば一刻も早く対処に取り組むべきです。

会社でも、失敗ほど早く報告しないとどんどん問題が大きくなりますよね?

「ローンも繰上げ返済できるだろう」

「なんだかんだで年金でなんとかなるだろう」

「誰かが助けてくれるだろう」

今の社会にそんな余裕はないので、早めに問題への先送り癖をやめてほしい、というメッセージです。

 

今日はここまで!

ぜひ、自分の実生活に置き換えて「自分は崖の男と同じことをしていないか?」と考えてくださいね^ ^

明日が最後の解説しますのでお楽しみに!

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