話し始めた後に「やっぱり、いいや」というのを禁止にして欲しい黒田です。
(最初から話さないか、最後まで話すか、どっちかにしよう)
さて今日は「家計が破綻する3つの理由」というテーマでお話しします。
インスタやネット記事などでは「節約術」や「簡単な家計簿のつけかた」など家計管理についての情報が溢れています。
どれもけっこういいことが書かれていてお勧めなのですが、、、
家計管理で、とても大切なことを理解できていないままテクニックばかりを探している人が多い気がします。
家計管理において大事なことは、家計簿をきっちりつけることでも、ポイントを貯めることでも、節約術を駆使することでもありません。
最も大事なことは、「決まった金額を使ってしまわず、貯蓄や投資に回すこと」です。
家計が破綻(老後破綻も含む)する理由は大きく3つあります。
1つは、必要なお金を貯めていないこと、です。
老後のお金、子供のお金など、生活に必要なお金を貯めることが出来ずに、お金がなくなってしまい破綻する。
逆に貯めておけば、生活は破綻しません。
ここで大事なことは、いくら必要かをしっかりと計算しておくこと。
インフレや税金増加、年金の減少なども含めてしっかり計算しておきましょう。
もう1つは、貯めたお金を使ってしまうこと、です。
たとえば、子供のために貯めたお金が足りなくて老後のお金から使ってしまう。
老後のために貯めていたお金から、車や家の頭金を出してしまう。
このように本来の用途とは違うお金を使った結果、お金が足りなくなり破綻する、というわけです。
しっかりと必要なお金を計算しておいた上で、貯めたお金は本来の用途以外では使わない、と決めましょう。
そして、最後の理由は「生活費が高すぎる」になります。
これは1と2にも関係しますが、生活費が高すぎる結果、必要なお金が貯められない。
生活費が高すぎる結果、貯めたお金を使ってしまう。
逆に適正な生活費にしておけば家計が破綻することはありません。
適正な生活費は収入によって違いますが、おおむね手取り収入の80%以上の生活費の場合は、高すぎると考えていいと思います。
例)世帯収入40万円の場合は、32万円で生活する(残りの2割は貯蓄や投資)
すでに8割を超えている場合は、収入をあげるか支出を下げるか、早めに対応しましょう。
以上が家計が破綻する3つの理由です。
つまり、収入に応じた生活費で、貯めたお金を本来の用途以外では使わない、と決めておけば家計は破綻しません。
逆に言えば、細かい節約や家計簿をつけていても、このルールを守らなければ生活は破綻に向かいます。
ルールを守って正しい家計を維持しましょう^ ^
PS
そうは言ってもお金を使ってしまうし、貯められない、と思うかもしれません。
その場合は、そう思ってしまう「考え方」を変えるのが最優先課題です。
〜〜できない、と思ってしまうと脳の思考回路は停止します。
〜〜するためには何から始めればいいか?という視点にすることをお勧めします^ ^
何も出来ない状況なんてありませんのでご安心ください。