管理栄養士おすすめの油④ バター(できれば牧草牛)
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こんにちは! 管理栄養師MitsuHiro(ミツヒロ)です。

いつもブログを読んでいただきありがとうございます(^。^)

(はじめてのかたはこちら

 

全4回にわたって油についてお話しています。

普段の食事でとるべき脂質はどんなものなのか?

 

僕がおすすめするのは

・ココナッツオイル
・エクストラバージンオイル
・ごま油
・バター(できれば牧草牛)

この4つです。

 

最後になりましたが今日は

・バター(できれば牧草牛) についてです。

管理栄養士おすすめの油④ バター


あなたはバターに対してどんな認識をしているでしょうか?
飽和脂肪酸のバターは太るし、コレステロールが高いからあまり摂らない方がいいのでは?

という間違った認識をしていませんか?

 

でも、バターを食べたからといってコレステロールは上がりません。

もちろん、一回に1箱とか極端に多く食べるのはダメですよ。

でも、普通に食事で使うような量ならなんの問題もありません。

むしろ、かなり優秀な油です。

 

バターにもいろんなメリットがあります。

 


バターの5つのメリット


・消化が良い(食用油で1位)

バターの主成分はほとんどが乳脂肪で、食用の油の中でもっとも消化がよく、約99%の消化率で体内に吸収されます。

むだなく、油を摂取するためにはとても優秀な油なんです。

・体の成長を助ける

からだの成長を助けるビタミンAが牛乳の約13倍も含まれています。

ビタミンAは、成長に欠かせない栄養素です。

皮膚や粘膜を健康に保つはたらきと深く関わっていて、吹き出物やニキビの予防にも効果的です。

・心疾患を防ぐ

抗酸化作用の強いビタミンEを含んでいます。

ビタミンEは抗酸化作用でコレステロールの酸化を予防し、悪玉コレステロールの増加を防ぎます。

その結果、血液の流れをよくするので心疾患を予防する効果が期待できます。

 

・カルシウムの吸収を助ける

カルシウムの吸収を助けるビタミンDが含まれています。

カルシウムやリンの吸収をよくし、骨や歯への沈着を助けるので丈夫な骨を維持、形成することができます。

・安心して食べられる

他にも殺菌効果に優れ善玉菌を増やす酪酸。
抗酸化作用の強いパルミチン酸。
消化しやすい中鎖脂肪酸のミリスチン酸が含まれていて、赤ちゃんからご年配のかたまで安心して食べられる油です。


バターを選ぶポイント


このように料理にも使いやすく、味も好まれやすいので積極的に摂って欲しい油です。

ただし、実はバターならなんでもいいわけではなく条件があります。

 

それはできれば牧草で育てられた牛の乳でつくられたバターを選んでください。

いわゆるグラスフェッドバターと呼ばれるものです。

あなたは聞いたことありますかね?

 

この本の中で紹介されている「完全無欠コーヒー」の中に入っているということで一時期有名になりました。

グラスフェッドバターとは牧草だけを餌に育った牛からとったミルクで作られたバターのことです。

これが、一番いいとされています。

 

なぜなら、バターをその牛が育った環境、飼料がその栄養価に大きく影響するからです。

 

一般的に売られているバターは狭い小屋に閉じ込められて、遺伝子組み換えの飼料などを与えられていて健康とは言えません。

 

当然、健康でない牛の乳から出来たバターもあまりいいものにはならないのです。

 

病気の牛からとれたバターを食べるということは病気を食べているということです。

 

これはバターに限りません。

 

だから、今の社会は病気が多いのです。

 

ただ、グラスフェッドバターを一般的に売られているバターよりも高価なものです。

 

いいバターを食べたいけどちょっと手軽には買いづらい。

 

そういう場合もあるでしょう。

 

その場合は牧草牛のものでなければ、できれば北海道産のものを選んでください。

 

サラダ油やマーガリンを食べるのであれば北海道産のバターの方が栄養価も高く、食品リスクも低いですから。

 

 


日常の油を見直してみる


いかがでしたでしょうか?

 

全4回にわたっておすすめの油を紹介しました。

 

日常的に使いやすい油を選んだつもりですので、ぜひこれを機会に油を見直していただけたらなと思います。

できるだけ質のいいものを選ぶことはその農家や酪農家を助けることにもなります。

応援の意味も含めて選んでいだけるといいですね。

 

それが、ご自身の健康にも繋がりますからね(^。^)

 

それでは、また次回の記事をお待ちください。

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