歯が痛すぎて全く寝れなかった前村です。
(健康のありがたみは不調になってから気づきます。予防が大事。)
さて、今日は「考えるコスト」というテーマでお話しします。
突然ですが、あなたは1杯1000円のラーメンを食べるのに
どれくらいのコストがかかるかご存知ですか?
正解は350円です。
残りの650円はというと
お店に払っている手数料になります。
この手数料の中には
美味しいラーメンを作る知識がなくてもいいこと
あなたがラーメンを作る手間がかからないこと
提供するための人や店舗を持たなくていいことなど
あなたが「楽をしてラーメンを食べられる」ことに手数料がかかっています。
では次に、保険会社が提供する積立保険にはどのくらいのコストがかかっているかご存知ですか?
正解は【735万円】です。
この金額は月々3万円の積立を20年間した時に
ドル建て保険で運用した場合が983万円。
アメリカ株積立で運用をした場合が1718万円。
この差額【735万円】が保険会社に払うコストになります。
厳密には保険料として引かれているものや運用商品によっても違います。
資産運用を目的に積立をすると、両者にはこれだけの差額があります。
この時に大事なのが「保険会社どんだけ手数料取ってんねん」
ということではありません。
あなたは一体どこに【735万円】というコストをかけているのか?
ということです。
金融商品と言われる積立保険や投資信託などは
知識がなくてもみな平等に同じ運用ができるというメリットがあります。
となると、あなたが積立保険や投資信託をする時には
お金について【考えるコスト】を削減しています。
実際に相談に来る方の多くが、こうした積立保険などに
なんの疑いもなく入っています。
その結果、
食費を切り詰め
趣味を我慢し
子供に習い事もさせられず
今の生活を切り詰めてお金を貯める努力をする。
「もうこれ以上は生活水準下げられないんです」
という相談を受けるたびに
「あなたが努力するところ間違ってません??」
って僕はいつも思うんですよね。
日々の節約をしなきゃという気持ちもわかりますが、もっと先にやるべきことがあるんじゃないかなと。
基本的にどんな商品も、あなたが楽をできるものほどコストは増えます。
楽をする=考える手間がかからないということなので。
お金については【考えるコスト】をかけることで豊かさに差をつけます。
細かい節約からではなく。
お金について考える努力から始めてみてくださいね。