甥っ子姪っ子と海に行くたび子供の成長を感じる前村です。(数年前は波に揺られるだけだったのに気づいたら泳げるようになってました。)
さて、今日は「遺族年金の改悪」というテーマでお話しします。
あなたは、毎月自分の給料からどのくらいの年金が引かれているかわかりますか?
もし、把握していないという方はしっかり確認しましょう。
毎月3万円以上は取られている可能性があるので...
給料から天引きされる年金ですが、多くの方が年金=老後にもらえるもの。
というイメージを持っていると思います。
これは、年金の中でも老齢年金というものです。
そう、年金には大きく3つの役割があります。
それが
老後にもらえる「老齢年金」
障害を患った時にもらえる「障害年金」
親族が亡くなった時にもらえる「遺族年金」
毎月支払っている年金は、これだけ広く対応してくれています。
そして、今注目を浴びているニュースが3番目の遺族年金について。
年金の知識がないと、あまり気にならないニュースかもしれませんが割と重要な内容です。
遺族年金は残された遺族である、配偶者などに向けて生活の補填になるよう出されています。
主に子育てをする配偶者は、パートナーがいなくなったことで生活が困窮する可能性があるのでこれを避けるためです。
基本的には子供がいる方に向けての保障だったんですよね。
(18歳未満の子供)
ただ、子供が成人するまでは、パートや専業主婦で働く女性も多いですよね。
そのため夫が亡くなり、子のいない妻(元々いないor成人した)は働き口がないため遺族年金を受け取ることができました。
一方、男性は「妻が亡くなっても男は働けるでしょ」という背景から遺族年金がもらえない。
子供がいれば必ずもらえるけど、子供がいないと男女で差が生まれていたというわけです。
そこで今回、男女の差をなくすために遺族年金が見直されることに。
最近では働く女性も増えてきたこと。
男女平等という風潮が強まったこと。
そんな背景から、遺族厚生年金の見直しとして
男女ともに、子のいない配偶者においては5年間だけ遺族年金を受け取れるようにする。
と見直しする方向になりました。
この見直しが、女性からすると今まで貰えていたはずの遺族年金が、もらいにくくなるのでプチ炎上をしているそうです。
まぁ、気持ちはわからなくもないです。
子供が成人して今までパートで働いていた妻が、夫が亡くなってから正社員になれるかと言われたら難しいですからね。
しかし、制度というのは変わるものです。
時代の背景や経済状況など環境は常に変化するので、それに合わせて制度も変えなければいけません。
すると当然、僕たちも制度のもと生活をしているので柔軟に対応する必要があるわけです。
日本に住んでいれば、最低限の生活は確保されます。
ただ、万が一が起きた時に、今の生活を維持できるかどうかはあなた次第。
国や会社に頼るだけでなく、いつでも自立できるような状態を作っておく。
これができれば、制度に振り回されることもありませんので。
そして、お金があってもなくても豊かな状態を作っておく。
これを意識することができれば、よりお金に振り回されることも減りますので。
目まぐるしく変わる世界の中で、あなたらしい生活ができるようにお金の知識をつけていきましょうね!
お金力を磨くことで、時代の変化にも対応ができ、税金も取られることなく資産としても残すことができますから。