歌詞の重要性に気づいてから音楽の幅が広がった前村です。 (音楽の力ってすごいですよね)
さて、今日は「使えるうちに」というテーマでお話しします。
「言葉は時間が経つにつれて鮮度が落ちる」
明日伝えよう、来月伝えよう、来年伝えよう。
伝えるタイミングを伺っていたら、伝えられずに人生が終わってしまう。
感謝や反省、思いを伝えるときにはそのときその瞬間に伝えることに意味がある。
これは僕が好きなバンドのボーカルの方が話していた言葉です。
僕たちは他の動物と違って、言葉があります。
言葉には、あなたの感情を伝える能力がある。
「ありがとう」「ごめんね」「好きです」「いってきます」「おかえり」
どんな言葉を使うかで、自分との関係や相手との関係が作られます。
だから、言葉の使い方というのはとても重要です。
ただ、生まれてから今まで言葉は使えて当たり前のものでしたよね。
そのため、当たり前に使えるので適当に使ってしまうこともあります。
プラスな言葉もあれば、相手や自分を傷つける言葉がある。
当たり前に使っているものほど、大事なものなのに疎かに使われてしまう。
おそらく、あなたも僕も、まだまだこの「言葉」を使えるでしょう。
そのため、何気なくこれから先も言葉を使う可能性が高いと思います。
しかし人生の中で、あと100文字しか使えないということがわかったらどうでしょうか?
使える言葉に限りがあるとわかったら、わざわざ相手や自分が傷つくような言葉を使いますか?
おそらく使わないですよね。
自分や相手に感謝の気持ちを伝えたり、伝えられる思いを精一杯伝えると思います。
だからこそ、言葉には鮮度があり「いま」この瞬間に伝えることが大事。
そんなメッセージが、最初の言葉には詰まっていると僕は受け取りました。
言葉と同じように、時間やお金にも鮮度があります。
何気なく時間やお金を使ってしまいますが、どちらも限りのあるものです。
自分に合った使い方ができないと、どんどん腐ってしまう。
どんなお金の使い方をすれば、自分や家族との関係が良くなるのか?
どんな時間の使い方をすれば、より豊かな人生を歩めるのか?
言葉は考えなくても良し悪しがわかりますが、お金や時間の使い方はわかりづらいです。
だからこそ、お金や時間を使うときには、より慎重に選べるようになりましょう。
どんな言葉を使うかで、周りとの関係が決まるように。
どんなお金の使い方をするかで、あなたの人生が決まります。
自分にとってプラスになるようなものが目の前に来た時は、迷わず掴めるようにしてください。
いつか使おうと思ってただ残しているだけでは、お金の鮮度はどんどん落ちてしまいますので。
P.S.こんな話をするとお金をどんどん使えばいいと勘違いされがちですが、ちょっと違います。
喋りすぎて声が出なくなったら意味がないですよね。
言葉やお金にも、ペース配分があります。
鮮度があるうちに正しくお金も使って、その上で鮮度が維持できるような保存もしておく。
貯金は鮮度が最も落ちる保存方法です。
必要以上に貯め込まず、鮮度が維持できる方法に切り替えられるようにしておきましょう。