あなたの周りには、すぐ不機嫌になってしまい、周りの人を不愉快にさせてしまう人はいますか?職場や友人など人付き合いをしていく中で、こういうタイプの人は少なくとも1人はいますよね。もしかしたら、自分自身にも思い当たる部分があるかもしれません。
不機嫌な雰囲気はその場の空気を悪くしてしまいます。なるべく、お互いが楽しい気持ちでいられるように、自分の感情は自分でコントロールできるようにしましょう!人生が今よりもずっと楽になるはずです!
あなたはどっち?タイプ分析
不機嫌になりやすい/なりにくい
あなたは不機嫌になりやすいタイプですか?
もちろん、生きているうえで不機嫌になるシーンはたくさんあることだと思います。
ただ、人によって
・不機嫌になりやすい人
・不機嫌になりにくい人
2タイプに分かれます。
不機嫌になる回数が少なければ少ないほど、生活には支障が少ないです。
小さなことをいちいち気にしないで、できるだけ不機嫌になる回数を減らせば、より楽しい生活が送れるようになります。
不機嫌がすぐ終わる/ずっと続く
…さらに分類すると、
・不機嫌がすぐに終わる人
・不機嫌がずっと続く人
にも分かれます。
不機嫌になってもすぐ終わる人は、いったん不機嫌になってもすぐに気持ちがニュートラル状態に戻るので、周りの人には気が付かれていない可能性もあります。
不機嫌がすぐに終わる人は、周りから「落ち着いた人」という印象を与えているかもしれませんね。
不機嫌がすぐに終わる人は、人間関係で大きな失敗をすることはありません。
相手を不快にすることが少ないので、友人や家族、職場の人と揉めることはあまりありません。
一方で、不機嫌な気持ちを引きずってしまう人は人間関係でとても苦労します。
「いつも不機嫌」「いつもイライラしている」と認識され、人間関係が悪化しトラブルも頻繁に起こりえます。
その結果、自分の周りから人がどんどん離れていき、人に批判され、人間関係でかなり損をしてしまういます。
なぜ不機嫌になってしまうのか…
不機嫌になる理由
不機嫌になる理由は大きく3パターンに分けられます。
①大切にされていると思えないとき
自分が相手から「大切にされている」と思えないときは、不機嫌な気持ちになりやすいといわれています。他人のちょっとした言動で「バカにされた」「侮辱された」と感じて不機嫌になってしまいます。
反対に、家族や親しい人などから大切にされているという感覚をもっているときには、多少バカにされても、そこまで気にならなかったり、腹を立てたりはしません。
普段から大切にされているため、多少のストレスにも耐性がある状態です。
②傷つきやすい自分を守るとき
心が傷つきやすい人も、不機嫌になる傾向があります。ちょっとしたことに対しても感受性が強いので、すぐに気分が変動します。不機嫌さを示すことで傷つきやすい自分を守っているとも言えます。
しかし、相手に不機嫌さを見せてしまうことは自己防衛になるどころか、相手に不快な思いをさせて攻撃される原因を作っている可能性も高いです。防衛するどころか、自爆しています。
③ムリなことをしようとしてもうまくいかないとき
ムリなことをしようとするときも、不機嫌な気分になりがちです。自分にとってムリなことは、結果的にゴールにたどり着けない場合が多いです。よって、フラストレーションがたまることになります。
分かりやすい例として、「ダイエット」
体重減量のために、食事制限をしたとします。最初は体重が順調に減っていき、ダイエットを楽しんでいます。しかし、食事制限がだんだん苦しくなり長く続かなくなります。その結果、食事の量は元通りか、それ以上食べてしまい、リバウンド。目標達成はできなくなります。そうすると落ち込んだり、極度にイライラしたり、結果不機嫌になります。
「ムリ」は不機嫌を引き起こす典型的な材料です。
不機嫌体質を変えていこう!
変えられるものから変えていく
不機嫌にならないようにするには、「心の負担を減らす」ことが大切です。負担が多いと、どうしても悩みも多くなり、その分イライラしてしまいます。少しずつ、心の負担を減らしていきましょう。
まずは、『変えられるもの/変えられないもの』に分類することが大切です。
「変えられないもの」で悩んでいても、解決策はなかなかでてきません。そのため、いつまでも同じことに悩み続けることになります。「変えられないもの」で悩み始めると、著しく心が消耗します。イライラや不機嫌さも収まらなくなります。
自分以外のことで悩む、例えば、他人のことで悩み始めると、イライラがひっきりなしに襲ってきます。他人は簡単には変えられません。他人のことで悩むのはほどほどにし、自分のことに目を向けるようにしましょう。
これからできることに目をむけよう!
「他人を変えることは難しい」と、先述したとおりですが、それ以上に、すでに起こってしまった過去を変えることはさらに難しいことと言えます。しかし、過去のことを思い出しては、ずっと悩んだり後悔したりしてしまう。そんな人はたくさんいると思います。
後悔や失敗について、一度は反省する必要はあるかもしれませんが、過去の出来事はいったん受け止めて、これからいくらでも変えることのできる未来に目を向けましょう!その方がつらい気持ちが減っていきます。
過去のことで悩み始めると問題が解決しなくなります。過去のことそのものを思い出し悩んでいても解決しません。過去は、反省して将来に生かす材料にしましょう。
悩みは行動で解決しよう
人間が一番不機嫌になるのは、『停止している状態』です。
例えば
・待ち合わせの際、相手がなかなか来ない。
・メールの返信がなかなか返ってこない。
こういったシーンは、イライラが溜まる、よくある状況ですよね。
こういう時は、『停止状態』を自ら解消する必要があります。
・待ち合わせの際、相手がなかなか来ない。
⇒相手に連絡し、自分から状況を確認する。
・メールの返信がなかなか返ってこない。
⇒急ぎの要件なら、返事を待たずに自分から電話してしまう。
よくわからない『停止状態』を続けると、一方的にイライラしてしまいます。このような場合は、自分から白黒はっきりさせてみるというのが有効かもしれません。
嫌なことを忘れるために別のことをやってみよう
嫌なことを早く忘れようと思えば思うほど、なかなか忘れることができません。「忘れたい」ということに注意が向いてしまうので、余計に忘れられず、イライラしてしまいます。
忘れたいことを忘れるには、それを断つために「別のアクションを起こしてみる」ことが重要です。また、忘れたいことを忘れるために、『ムリに忘れようとしないで、いつのまにか忘れてしまう』という状態まで持っていきましょう。
嫌なことを忘れたいときは、「今、嫌な気分を自分自身は感じている」ということを一度客観的に受け入れましょう。一度自分で自分の気持ちや感情を認識し受け入れることで、嫌な感情は少しずつおさまり、別のことに意識を向けやすくなります。
今、自分がもっている大事なことに集中しよう!
他人の価値観に振り回されないように
不機嫌な人の中には、他人の価値観に合わせようとする人がいます。他人の価値観に合わせることばかり考えていると、イライラは増す一方です。
自分のやりたいこと、自分がこうだと思ったことは、周りの価値観を気にせず素直に行動しましょう。その方が、行動して失敗したとしても後悔が少ないです。
幸せかどうかは自分の心が決める
人間、一人ひとり価値観は違います。ある人にとって悔しかったことが、ある人にとっては楽しかったこととして捉えられるのです。
常に物事を「勝ち/負け」で判断している人がいます。
例えば、「年収が高い人が勝ち組」だと思っている人は、自身の年収が高くならない限り、ひたすら劣等感を感じ、常に不機嫌な気持ちで生活しなければいけません。
一方で、年収が高い低いを勝ち負けとして捉えていない人にとっては、たとえ自分の年収が高かろうが低かろうが、不機嫌になることはありません。
どっちの生き方が幸せでしょうか?
勝ち負けで人生を捉えないようにすると、人生はもっと楽しめるものになります。
人間関係を良好にするには…
「寛大な人」を目指そう!
対人関係においては、よく、「人に優しく、自分に厳しく」といいますよね。しかし、現実には、自分に厳しすぎる人は他人に対しても厳しくなりがちなのです。
自分に厳しすぎることはあまり良いことではありません。自分に厳し人は、完璧主義者であったり、「こうあるべき」という固定概念が強かったり、自分で自分の首を絞めていることがあります。
完璧主義者は、すべてのことが完璧にできないと不機嫌になり、自分を苦しめます。
また、相手に対する要求水準を高く設定している場合は、相手のミスに失望してイライラしてしまいます。その場合は、相手に対する要求水準をなるべく低く設定しましょう。相手がその水準を超える成果を出したときは、大いに喜ぶことができます。
自分にも他人にも「寛容」になった方が、不機嫌になることは少なくなります。
“嫌われたくない”をやめよう
「誰からも嫌われたくない」と思っている人はたくさんいると思います。が、一方で、人間「誰かからは嫌われる」ということは事実です。ということは、嫌われることを必要以上恐れない方が、気持ちが楽ですよね。
さらに、「自分を嫌う人がいてもかまわない、気にしない」というくらいに考えておいた方がずっと楽に生活できます。「自分を嫌う人を作ってはいけない」と思うと、そのこと自体がストレスになってしまいます。
人間関係において重要なのは、自分を嫌う人がいるかどうかではなく、味方がいるかどうかです。一人でも味方がいてくれれば、それで十分なのです。
「人間関係を必要以上に面倒くさいと思わない」と思うことも大切です。人間関係はある程度面倒くさいのは当たり前なのです。
まとめ
人間には、
・不機嫌になりやすい人/なりにくい人がいる
・不機嫌がすぐ終わる人/ずっと続く人がいる
不機嫌になってしまうのは、
・大切にされていると思えないとき
・傷つきやすい自分を守るとき
・ムリなことをしようとしてうまくいかないとき
不機嫌体質を変えるには、
・変えられるものから変えていく
・これからできることに目を向ける
・悩みは行動で解決する
・嫌なことを忘れるために別なことをやってみる
自分を大切にするには、
・他人の価値化に振り回されない
・幸せかどうかは自分の心に聴いてみる
人間関係においては、
・寛容な人を目指せ
・嫌われたくないをやめる
いかがでしたか?
不機嫌でいるのも、いないのも自分次第です。
自分の捉え方で、人生いくらでもいい方に変えることができます。
自分の心を信じて、これからの人生、常に楽しい時間を過ごせるようにしたいですね!