生命保険の出口戦略
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最近は葬送のフリーレンというアニメにハマっている前村です。(主人公がスパイファミリーのアーニャと同じ声優さんらしいです。)

 

さて、今日は「生命保険の出口戦略」といったテーマでお話をします。

 

あなたは生命保険に加入していますか?

 

普段から相談を受けていても、この保険に加入するかしないか。

 

積立にするか、掛け捨てにするか。

 

など保険の入口について相談を受けることが多いです。

 

あなたも保険に入るときは、このように色々考えたのではないかなと思います。

 

ただ、資産運用と同じで、保険で大事なのは出口戦略です。

 

出口がわかれば、必要な保険も自然と決まるのですが、入口しか見ないことで悩みます。

 

そして、出口の見えない状態でも保険に加入する方がほとんどなので、別の問題が発生しやすいんです。

 

それが、「保険金の請求ができない」というのと「正しく保険金を使いこなせない」

 

この2つです。

 

まず、「保険金の請求ができない」について。

 

これは、実際に保険を活用しなければならない時に、残された遺族がうまく保険を申請できず保険金が下りなかったということです。

 

保険に加入したものの、家族にはその詳細を伝えず亡くなるケースに多いもので。

 

特に、独身時代に入ったりした方に多いです。

 

パートナーが保険には入ってるとは思うけど、具体的にはわからないというのはよく耳にします。

 

生命保険は残された遺族に対して入るものなのに、遺族であるパートナーはその詳細を知らない。

 

そうなると、そもそも保険の申請ができず、活用したいときに利用されず払い損になります。

 

これではなんのために保険に入っているのかよくわかりません。

 

保険の加入と同時にすべきことは、その詳細を家族に伝えることです。

 

生命保険は万が一が起きた時に、家族の生活を守るものなので。

 

最低限、どこの会社でどのような保険に入ったのか家族に伝えることはしましょう。

 

そして、2つ目に「正しく保険金を使いこなせない」について。

 

先に書きましたが、生命保険の目的は遺族の生活保障です。

 

当事者が亡くなることで減ってしまう世帯収入を保険金で補う。

 

これが本来のあるべき姿なのですが、いざ保険金を受け取る時というのは。

 

受け取り方にもよりますが、数千万円というお金があなたの口座に入金されます。

 

すると、これまで数十万円の収入、数百万円の資産しかない状態で生活するのが当たり前だったあなたはどうなるでしょうか?

 

軽自動車しか乗ったことないのに、いきなりスポーツカーに乗るようなものです。

 

この大金をうまく使いこなすのは難しいですよね。

 

その結果。

 

保険金で車を買ったり、家をリフォームしたり購入したりと。

 

今まではできなかった贅沢をする。

 

そして生活水準が上がり、気づけば保険金も底を尽きる。

 

残ったのは高い生活水準と少ない収入。

 

保険の最悪の末路です。

 

こんな形で、保険金もうまく活用できなければ生活の毒になります。

 

だからこそ、保険は入口を考えるために出口も考えておく必要があるということです。

 

出口の使い方まで考えることができれば、入り方も使い方も決まるので。

 

どれだけ便利なものでも、使いこなせなければ意味はありません。

 

使いこなせるように、ご家族と共有する機会をぜひ作ってみてくださいね。

 

 

 

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