無理はしても無茶はするなという言葉が好きな前村です。(無茶は無茶苦茶という意味なので、身も心も壊れてしまうから無茶してると思ったらそこで止めた方がいい)
さて、今日は「遺族年金から学ぶ生命保険の入り方」というテーマでお話しします。
昨日お送りした遺族年金の内容は読みましたか?
ざっくり要約すると、子供のいない妻に対する遺族年金が減るよーってことです。
ただ、中には遺族年金を知らない。
理解できていない。
そんなは人もいるのかなと。
そして、それを理解せずに生命保険に入っている人はたくさんいるのではないか?
と思い、今に至ります。
遺族年金については、昨日のエッセイで書いたように
親族が亡くなった時に遺された遺族が生活に困らないよう、年金を支給します。
この遺族を指すのは、基本的に18歳未満の子供のこと。
自分で働き生活をすることが難しい子供に向けて、生活を保障してくれます。
仕組みとしては、皆さんが加入している生命保険と役割は一緒。
生命保険も残された家族(子供.パートナー)に対して保険金が支払われます。
つまり生命保険に加入するということは、遺族年金では足りないものを補填することなんです。
すると、本来生命保険に加入する時は、遺族年金がどのくらいもらえるか把握しておかないと必要な金額がわかりません。
例えば、子供を含め3人家族の生活費が30万円くらいの家庭があったとしましょう。
夫の給料は25万円、妻の給料は9万円。
合計で34万円の収入がある。
この時、万が一夫が亡くなってしまうと、妻と子供で生活するのは大変そうですよね。
ですが、ここで国からの支援として遺族年金が入ります。
もし、夫が自営業で国民年金を払っていた場合、受け取れる遺族年金は平均7万円前後。
もし会社員で厚生年金を納めていた場合、受け取れる遺族年金は平均13万円前後。
ということは妻の収入9万円+7万円または13万円が収入になります。
すると、働き方を変えなくても16万円~20万円の収入は確保できるということです。
これに加えて、夫が亡くなったことで生活費が抑えられたら実際に足りない金額はそこまで多くないです。
月に10万円不足したとしても年間120万円。
子供が10歳で成人までの10年間みても1200万円で足りてしまいます。
大学資金を+αで考えても2000万円あれば保険的には十分です。
片親になることは本当に大変だと思います。
僕の母親も20年近く女手1つ、子供6人を育てていたので、その苦労は計り知れないことを間近にみてきましたから。
ただ、遺族年金のように制度を理解していれば、不要な保険を払わなくて済んだり、無茶するまで働かなくてもよくなります。
人間、無理はしても無茶をしたら体を壊すので。
しっかりと国の制度を理解した上で、本当に保険が必要なものに入れているのか?
よく考えましょうね。
今回の制度の見直しでもわかるように、そもそも子供のいない大人は生命保険の役割すら必要なかったりもするので。
保険会社は、あなたに保険が必要だと話すでしょう。
それは保険に入ってもらうことが仕事なので。
僕たちは、人生を豊かになる人を増やすことが仕事なので本音をいいます。
しっかり制度を理解して、必要以上の保険に入って保険貧乏なんかにならないでーーー!!と。
細かく制度がわからなくても、相談できる人がいればそれでもいいので。
あなたの人生が、豊かになりそうな選択肢を出してくれる人をぜひ参考にしてみてくださいね。