栄養士がフリーランスになる前に知っておきたい3つのこと
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管理栄養士らしい仕事がしたい。

もっと、学んだ栄養学を生かした仕事がしたい。

そう考える栄養士は多いでしょう。

 

また、栄養士でなくても健康分野の資格を持っている人で、その資格を生かしてビジネスをはじめたいと考えている人は多いです。

ただ、自分でビジネスをはじめる、つまりフリーランスになるには今までに学んだことのない知識が必要です。

今回は、そんな健康分野の資格を生かしてフリーランスになる方法をお伝えします。

 

健康分野の資格を生かしてフリーランスになるためには


 

1 得意分野を見つける

 

フリーランスになるということはあなたの経験を生かして「誰かの問題や課題を解決する。」または「誰かにより良い状態にする」ということです。。

簡単に言うと「誰かの役に立つ」ということですね。

 

たとえば、自分自身のダイエットの失敗談や成功した方法を確立してそれでパーソナルトレーナーになった人。

または韓国で仕事をしていた経験から韓国語の教材の販売をはじめた人。

元調理師の栄養士で、美味しくてからだにもいい食事を作れる本格的料理教室を開いた人。

 

こういった、自身の経験を生かした得意馬分野を見つけて、それを自分の仕事にします。

フリーランスになるためにはあなたの得意な分野を見つけることがなによりも重要です。

 

2 ライバルを作らない

 

得意な分野を見つけたあなたが陥ってしまいやすい間違いがあります。

それは「ライバルを見つけて比べてしまうこと」。

これは同じような人を見つけて、その人と比較して勝っている、負けている、このような判断をしてしまうことです。

 

でも、フリーランスにおいてこれは得策ではありません。

フリーランスで大切なことは「出来る限り誰とも戦わなくてもいい道を選ぶこと」

これが大切です。

 

たとえば、あなたが料理教室を開きたいと考えているとしましょう。

この時に他の料理教室と自分が開こうとしている料理教室を比べて、価格を設定したり、内容を決めるとダメです。

 

それでは、その料理教室との対決になってしまいます。

 

そうではなくて

 

あなたの料理教室でないとできないことはなにか?

あなたにしかできないことはなにか?

あなたに会いに来たいと思ってもらう方法はなにか?

 

このような視点で考えてみてください。

料理教室というのはあくまで、手段です。

フリーランスは基本的に商品は「あなた」です、

 

あなたの個性を発揮して唯一の存在を目指してください。

そうすれば、競争はありません。

 

お客さんは料理教室に行きたいのではなく、あなたの提供している商品だからそこに価値を感じるようになります。

「あなた」という商品の個性を存分に発揮したビジネスモデルを組み立てることもフリーランスでは重要です。

 

3 やりたいことと得意なことを混同しない

 

これも多くの人が間違えるポイントです。

あなたがフリーランスとしてはじめるビジネスはあなたの得意な分野でなくてはいけません。

そして、それはあなたの「やりたいこと」と同じであるとは限りません。

 

ここを勘違いしてしまうと苦労してしまいます。

 

「商品」を提供するうえでもっとも重要なこと。

それはその商品がお客さんにとって「必要とされていること」です。

 

あなたのやりたいことが必要とされているとは限りません。

もっと言うとあなたの得意なことも必要とされているかはわかりません。

 

ですが、あなたの得意なことは他の誰かよりも優れている点です。

その他の人より優れている点を生かして、お客さんに必要とされる商品として提供するのです。

 

たとえば、とある栄養士の話です。

その栄養士の「やりたいこと」は無農薬・無肥料の野菜を広めることでした。

でも、残念ながら無農薬・無肥料の野菜を必要としている人は少ないのです。

また、その栄養士自身もその無農薬・無肥料の野菜についての知識が誰よりもあるわけではありませんでした。

(厳密に言うと無農薬・無肥料の野菜についての知識が得意なことであれば、いくつか方法はあります。)

 

 

ただ、その栄養士は「人の話を聞くこと」と「わかりやすく説明すること」が得意でした。

だから、その栄養士は「栄養相談」を仕事にすることにしました。

そして、対象は食事に関心の高い母親です。

 

このようなビジネスを選べば「得意なこと」と「必要とされている人」に提供できるからです。

 

そして、もし、この「栄養相談」というビジネスモデルでうまくいったとします。

 

そうすれば、きっと対象の母親たちはあなたの言うことを信頼するようになるでしょう。

 

そこまで、進めばその人たちに「やりたいこと」であった無農薬・無肥料の野菜を広めることができるかもれません。

 

やりたいことはとても大切です。

ただ、はじめてフリーランスとしてビジネスをはじめるのであれば「やりたいこと」はいったん我慢しましょう。

 

あなたの「得意なこと」を「必要としている人」に提供する。

 

この方がうまくいきます。

そして、その結果やりたいことにつながるかもしれませんから。


 

いかがでしたでしょうか?

あなたがフリーランスとしてビジネスをはじめたいと思っていたらこの3つのポイントを意識してください。

この考え方さえ忘れずにはじめていただければ、きっとうまくいくでしょう。

ぜひ、試してみてくださいね。

 

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