台風直後に蝉が鳴き始めたら、あーもう台風は過ぎ去ったんだなーと感じる前村です。(台風の間、蝉たちはどこにいるんでしょうか)
さて、今日は「外資系の保険会社はいいの?」というテーマでお話しします。
日頃から多くの人と会っていると、必ずと言っていいほど外資系の保険会社の方から提案をされます。
大体会うのは、〇〇デンシャル生命という保険会社。
代理店がなく、全て個人の営業マンなので紹介だけで回っているゴリゴリ系の外資系保険会社です。
商品の良し悪しは何度も聞いているのですが、毎回中身を知りながらもちゃーんと話を聞いて断ります笑
(ちょっと性格悪い)
ただ、受講生の中にも〇〇デンシャル生命に加入していた。
という人は過去にちらほらいました。
それも多くのケースが、日本の会社よりも条件がいいからという理由です。
しかし、実際のところを言うと外資系の保険会社だからすごくいいというわけではありません。
確かに〇〇デンシャル生命は、アメリカでも歴史がありアメリカ内でも人気の高い保険会社です。
ぶっちゃけ、本場の〇〇デンシャル生命の保険商品は日本の商品と比べ物にならないくらいいい。
積立保険だけで7%ぐらい出る商品もあったりしますからね。
基本的に、日本よりも海外の保険会社の方が保険料も安く、保障が手厚いものはたくさんあります。
では、なぜ日本にある〇〇デンシャル生命のような外資系保険会社は良くないのかというと。
日本のルールに縛られるからです。
日本には4大保険会社があります。
それが、日本生命保険・第一生命保険・明治安田生命保険・住友生命保険。
この4社は国債の保有率も高く、日本という国とかなり密接な関係があります。
すると、海外から入ってきた保険がこの4社を含めた保険会社よりも優れた商品だった場合、日本の保険会社はどうなるでしょう。
そう、全然売れなくなってしまい、保険会社が倒産に追い込まれる可能性が生まれます。
日本人の9割が保険に入るほど日本人は保険が大好き。
保険会社からすると正直、保険商品というのはお金の匂いがプンプンするわけです。
そんな時に外資系の保険会社が入ってきてお客さんを取られてしまうと、保険会社も国も困ってしまいます。
そこで、外資系の保険であっても、日本で販売する場合は日本の商品と近しい形にしてから売り出される。
その結果、本来ならいい商品もただ手数料が高くなった保険に生まれ変わってしまうんです。
(元々、いい商品なので保険会社の利益を多くすることで調整されている。)
日本でも、がん保険で人気な某アヒルの保険会社も元々はアメリカの会社。
それなのに、利益の多くは日本からの売上だそうです。
外資の保険商品がいいことは事実。
ただ、そんな商品も日本で販売されてしまったら、日本の商品になります。
なので、外資だからいい。
そんな単純な話で決められることではないので、正しく保険のあり方を考えてみてくださいね。
そもそも保険に入ることが前提になっていますが、日本には社会保険という海外にはない優れた医療制度があるので。
その分、民間の保険会社が、わざわざいい保険商品を作らなくてもいい状況になっているので。
保険に入る必要があるのかどうか?
まずはそこから考えるようにしてみてくださいね。