人生がうまくいく人は、余裕がない中でも考えて行動できる人だと思っている前村です。(どんな人でも等しく悩みはありますからね。)
さて、今日は「日本人が日本を旅行できなくなる」といったテーマでお話しします。
ついに1ドルが154円を突破しましたね。
約34年ぶりとのこと。
日本は輸入が多いので、円安によって生活への影響も多大です。
ただ、円安は悪いことだけではなく、海外からの観光客が増えています。
日本は広大な自然と美味しいご飯、どこを歩いても安全な街並みで旅行客からすると最高の環境です。
旅行産業が盛り上がれば、当然観光地や飲食店の売り上げが上がります。
そのため日本にとってもプラスになるわけです。
ただ、ここで問題があります。
海外の人からすると、今日本はなんと言われているか知っていますか。
正解は「安いニッポン」です。
観光地に行っても安いし、ご飯を食べても安くてうまい。
安く楽しめるニッポンはいい国だといって、観光客の方は喜んで母国に帰っていきます。
では、あなたは今の日本の物価が安いと感じますか?
おそらく答えはNoでしょう。
最初にもあげたように、円安によって物価が上がっています。
日常生活だけでも、生活に余裕が生まれづらくなっている。
そんな中、お金を貯めて気晴らしに行く旅行先でも値上げ。
せっかくの旅行も、ホテルや観光地の値段が上がりすぎて楽しむことすらできない。
日本人は、自分の国なのに気軽に旅行に行けなくなっているのに気づいていますか?
観光地の値上げの原因も様々ですが、1つは海外の観光客向けのサービスになっているからです。
日本人が高いというサービスも、海外の人からしたら安く感じるので払ってくれます。
観光業側からすると、お金を出してくれる人を優先するのも当然です。
高いと言ってクレームをいう日本人よりも、サービスに納得してお金を出してくれる観光客の方が気持ちよく仕事ができるので。
おそらくこの状況は、今後さらに悪化します。
そうなると、老後になったら時間ができるので旅行を楽しみたい。
そう語る人もいますが、すでにこれだけ苦しい中、老後に旅行へ行ける日がくるのでしょうか。
おそらく、日本人の多くの方は厳しいでしょう。
時間はあるけど、お金がない。
その結果、国内旅行ですらままならない。
そんな状態が10年後、20年後には来ているかもしれません。
やりたいことをやるチャンスは、自分で作るしかないです。
未来の生活は、今のあなたの決断や行動で決まります。
危機感の中に期待を持てるよう、今からお金の問題と向き合いましょうね。
先延ばしにする人生は、後半が苦しくなりますので。
ベストなタイミングを探すのではなく、いつでもベストなタイミングだと思える考え方に変えていきましょう。