ディズニーメドレーを聴いていたら妻に「ディズニー行きたいの?」と聞かれた前村です。(そんなつもりはさらさらなかった。)
さて、今日は「習い事」というテーマでお話しします。
教育資金には、1000万円かかる。
昔からよく言われる言葉です。
実際に50代で子育てを終えた方と話すと
「子育てに思ったよりもお金がかかった。」
「貯金も子育てでほとんどなくなった」
そんな声をよく聞きます。
一方で、しっかりお金を貯められる人もいます。
僕の友人でも、シングルファザーになり子供を4人育て。
家のローンも払っているが、30代で資産が1000万円を超えたと話していました。
シンプルにすごいですよね。
特別収入も高いわけではありません。
そして、子供たちが我慢をすごくしてるわけでもないです。
冬にはスノボーに一緒に行きますし、いちご狩りもよくやってます。
では、子育てにお金がかかったという人と、友人の違いはなにか?
それは「習い事」です。
実は教育資金が1000万円かかると言われる1番の理由は習い事。
学校に行くだけでは、大したお金はかかりません。
これが習い事をしたり、私立に行くことでお金が莫大にかかります。
(私立も学校+αを求める形なので習い事に要素は似ています。)
教育資金でお金がかかったという方の子供の多くは、習い事をしていました。
しかし、友人の子供は習い事を1つもしていません。
やらせてあげてないのではなく、子供が望んでいないからやっていないだけです。
子供に習い事をさせたり、お金を理由に我慢させたくないと考える人も多いですよね。
この考え自体は素敵だと思います。
ただ重要なのは、その習い事などの選択肢は本当に「子供が望んだことなのか」ということ。
実は習い事も私立進学も、子供の本来の意思ではないことがあります。
親が子供にやらせたいと思っていた。
友人が行き始めたからやりたい、など。
やりたい理由が本人の外側にある場合は、本当にやりたいと思っていないケースがあります。
やり始めたら興味を持つというケースもあるので、色々経験させるのもいいと思います。
ただ、やり続けたいかどうかは本人の意志が重要です。
なので習い事をさせるにも、まずは本人がやりたいのか?
そして、今後も継続をしたいのか?
1年に1回ぐらいは確認してみましょう。
子供の願いを叶えてあげたい。
その気持ちは親として素敵なことです。
ただ、子供の願いを叶えることで、親が苦労したら元も子もありません。
また、願いを言えば叶えてもらえると思うと、子供自身も苦労する可能性があります。
子供の、欲しいとかやってみたいという感情は、一時的なものが多いです。
おもちゃが欲しくて、お店の前で駄々をこねる子供。
めちゃくちゃ泣いてたのに、家に帰ったらケロッとしてますよね。
欲しい気持ちや、やりたいという感情はそんなものです。
どうしても欲しければ1ヶ月、1年経っても気持ちは変わらないはず。
そうなったら本人の思いを尊重して買うため、始めるためのサポートをしましょう。
ただ、買い与えるのではなくサポートです。
どうやったら買えるのかを、一緒に考える。
お手伝いをしたり、お小遣いから出したり。
早く欲しいなら、親から借りて後で返すなど。
僕たちが欲しいものを手にするときと同じことを、子供にしてあげましょう。
ただ与えるだけや、反対に我慢をさせるだけでは子供の判断力が磨かれません。
自分の人生は、自分で舵を切れる。
そう思える環境を作ることで、子供も将来困らない術を見つけられます。
子育てに正解はないです。
ただ僕が思うに、親のエゴや主観が入ると子供の自尊心は育まれない。
そう考えています。
子供も子供なりに考えがある。
1人の人間として、対等に接することが子供に対する尊重だなーと。
甥っ子姪っ子16人をみてきて感じました。
そして、あなた自身もどんな育てられ方をしたのか?
ここに目を向けると、本当はこうしたかったという感情が出るはずです。
大人になった今であれば、その感情に素直になりましょう。
子供の頃の記憶から、自分に制限をかけなくていいんですよ。
あなたの人生も、あなたが舵を切れるので。
人生という航海を、あなたや子供が望むものにしていきましょうね!