妻の希望でモスバーガーを食べていましたが、やっぱりマクドナルドが落ち着く前村です。(おかげさまで肌荒れしてます。)
さて、今日は昨日のクイズの解答と解説をしていきます。
まず【1問目】
年利5%の10年物国債を100万円分購入すると、10年後はいくらになるでしょう。
1. 105万円
2. 150万円
3. 170万円
正解は、2の150万円です。
債券投資は単利運用になります。
単利運用は元本に対して利息がつくものです。
そのため今回は元本100万円に対しての5%である5万円が毎年入ります。
5万円が10年間入るので合計50万円。
そうすると元本の100万円に増えた50万円を足した150万円が答えです。
次に【2問目】
年利5%の株式を100万円分購入すると、10年後に期待できるリターンはいくらになるでしょう。
1. 約150万円
2. 約162万円
3. 約180万円
正解は、2の約163万円になります。
株式投資での年利5%の中で重要になるのが複利と年間平均成長率です。
まず、複利というのは投資で得た利息を再投資するというものです。
元本に対してついた利息に、さらに利息がついて雪だるま式に増えていくのが複利の特徴になります。
株式でいう利息は配当です。
例えば年間5%の配当を受け取った場合、この配当をさらに投資に回していくというものです。
1年目には100万に対して5%の105万円
2年目には105万円に対してさらに5%が上乗せされて、110万2500円
そして、3年目には110万2500円に5%がついて115万7625円といった形で雪だるま式に増えていきます。
こうした配当を再投資をすることで、複利の力で資産が最大化されるということです。
そして、年利の考え方の中には配当と株価の成長も含めた年間平均成長率があります。
年間平均成長率というのは、資産の増えた金額を増えるまでにかかった年数で割ったものです。
例えば10年間で100万円が200万円になった場合。
10年間で100万円増えたので100万円÷10年間をすると1年当たり10%の成長率だったということです。
株価は決まった金額で定まりませんよね?
常に上がったり下がったりを繰り返しています。
この不安定な株価に対して参考になるのは過去のデータです。
これまでにどのくらいの資産が増えて、どのくらいの時間がかかったのか。
データをとることで、ある程度の期待値として年間平均成長率がわかります。
なので、S&P500などの投資信託も、年利5~7%の成長率があることがわかったということです。
年利や年間平均成長率などの話は難しいかもしれません。
また、税金や手数料など細かく出すとキリがないのが投資です。
こうした細かいことを理解しようと思うといくらあっても時間が足りません。
それも踏まえて何を伝えたいのかというと、
資産を増やしたいなら「複利を活用しよう」ということです。
細かいことに悩んで時間が過ぎると複利の効果は薄れてしまいます。
再投資することと時間を活用すること。
これを覚えるだけでも資産が増える可能性が高まります。
時間も大事にして早く行動ができる環境を作っていきましょうね。
P.S. アインシュタインも「複利は人類最大の発明。知っている人は複利で変え技、知らない人は利息を払う。」
という言葉を残しています。
昔から変わらない普遍的な投資を心がけましょう。