「同情するなら金をくれ」
あなたは、このセリフがなにかわかるでしょうか?
きっと、世代によってはわからない人も増えているんでしょうね。
このセリフは「家なき子」というドラマの名セリフです。
1994年のドラマなのでいまから、もう25年前くらいですかね。
正直、ドラマの内容はうろ覚えなのですがこのセリフは頭に残っています。
このセリフは貧乏に苦しんでいた少女が周りから優しい言葉をかけられたとき。
そのときに、返したセリフです。
同情では病気の母を助けられない。
同情なんてしなくていいからお金をください。
だからこそ、
「同情するなら金をくれ」
というセリフなんです。
確かに少女の問題が「お金がなくて病気のお母さんが助けられない」
欲しいのは同情ではなくお金でしょう。
つまり、その少女にとっての
問題を解決するために必要なものは「お金」が最優先ってことですね。
この少女の選択が正しいかどうかはちょっと置いておきまして
ここで、あなたに聞きたいことがあります。
それは、
「あなたの問題はなんですか?」
そして
「その問題の解決策はなんですか?」
この2つです。
少し、考えてみましょう。
。。。
。。。。
さて、考えましたかね。
考えた、あなたに聞きます。
「その問題は、考えた解決策で本当に解決しますか?」
これ、とても重要な考え方です。
なぜなら、ほとんどの人は問題と、その解決策が一致していないから。
つまり、間違った解決策のために一生懸命なんです。
たとえば、
「今の会社の収入が低くて、生活が苦しい」
という問題があったとしましょう。
そして、選んだ解決策は
「転職する」です。
では、転職して問題は解決するでしょうか?
ここで、大事なのは「なぜ、生活が苦しいのか?」です。
たとえば、生活が苦しい要因が
無駄遣いが多いからだとしたらどうでしょう。
仮に収入が増えても、新しい無駄遣いが増えるので
問題は解決することはありませんね。
または、住んでいる場所のせいかもしれません。
家賃の適正値は
手取り収入の25%と言われています。
もし、この問題を抱える人が
家賃に40%程度を払っていたとしたら
生活が苦しい理由は
「高すぎる家賃」です。
引越しを検討して
自分の適正な範囲の家に住んだ方がいいでしょう。
または、
「収入が低いことで、自分の趣味に
お金をかけられないことが苦しい」
この場合は、本当に趣味にお金が必要なのか?
お金がない中でできる趣味はないのか?
など、を考えた方がいいでしょう。
ここまで、いろいろ例をあげました。
ただ、伝えたいことは2つだけです。
「本当の問題はなんですか?」
そして
「本当の解決策はなんですか?」
表面的な問題と解決策を考えているうちはなかなか前に進めません。
ぜひ、つねに「本当の問題と本当の解決策」意識してくださいね。