夜中に起きてトイレに行ったら、机の角に小指をぶつけたのですが、奥さんが寝ているので一人静かに悶えていた黒田です。
さて、今日は「分散投資」についてお話しします。
資産運用を勉強し始めると必ずと言っていいほど、「分散投資」という言葉が出てきます。
これは、1つのカゴに10個の卵を入れると、カゴを落としたら全てのカゴが割れてしまう。
だから、10個の卵を複数のカゴに入れることでリスクを減らしましょう!
このような格言とともに語られます。
ただ、ほとんどの人がこの「分散投資」のことをよくわかっていません。
ですので、今日はここを理解してほしいな、と。
まず、分散投資をしようとしたときに最初に考えるのが「いろいろな資産運用をしよう!」という流れです。
投資信託、株、不動産、債権、FX、金etc…
さまざまな資産を持つことによって、「分散」しようとするわけですね。
ただ、はっきり言いまして資産1億円未満の場合は、複数の資産運用で分散する意味はありません。
「株式」と「不動産」があれば十分です。
ただ、株式の中では「不動産ビジネスをしている会社」もあるので、その場合は株式だけでも問題ありません。
金は富裕層の投資ですし、投資信託は株のパック商品なのでほぼ株と同じ扱い。
いろいろな資産を持ちましょう!とか言われますが、実はそんな必要はないんです。
資産が1億円を超えるまでは、「株式」と「不動産」のどちらかを買い進めればいいでしょう。
次に、「株式での分散投資」についてです。
株式での分散投資とは、いくつの種類の株を持つのか?ということですね。
資金を1社の株に集中すればその会社が潰れたら終わりですから、当然1つの会社では分散になりません。
じゃあ、5社ならどうか?
10社ならどうか?
100社ならどうか?
一体いくつの会社を買うのが正解なのでしょうか?
もし、多ければ多いほどいいのなら、ETFで呼ばれる「上場投資信託」を買えば、数百社の株のパック商品を買うことができます。
「たくさん分散できるからETFを買おう!」という人は非常に多いです。
ただ、世界一の投資家のバフェットは
「分散とは無知に対するリスク回避だ。だから、勝手知ったる者にとって、分散の手法はほとんど意味がない」
このような言葉を残しています。
つまり、「多ければ多いほどいい」というのは間違いです。
世界一の投資家たちの資産運用を参考にすると10~30社程度の会社があればいいでしょう。
実際に僕が持っているのも長期運用のために持っているのは15社程度です。
「正しい知識で正しい会社を正しい種類持つ」のが本来の株式での分散投資。
ここを分かっているかで数千万円くらい変わりますね^ ^
【今日のまとめ】
・資産1億円以下は株式と不動産があれば十分
・会社を分散するなら株式だけでも問題ない
・株式の分散は10~30社程度でいい
ぜひ、この3つだけ覚えておいてくださいね^ ^