先進医療は必要ですか?
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「黒田さんにとって絶望はなんですか?」と聞かれたら、「100階建のホテルの最上階の部屋を予約したら、その日に限ってエレベーターが故障してしまい、階段で100階まで登った後に、鍵をロビーに預けっぱなしだったことに気づいてしまった瞬間です。」だと思っている黒田です。
(※この物語はフィクションです。)

さて、今日は「先進医療の保険って必要なの?」というテーマでお話しします。

 

よく保険の相談を受けるのですが、そこで必ず出てくるのが「先進医療特約」という保険のオプションについての話です。

万が一のときに、高額な医療費がかかってしまう先進医療になってしまったら怖い、、、

掛け金も安いので、一応入っておこう、という人が多いわけです。

 

ただ、ここでほとんどの人が知らないのが「先進医療が必要になる人がどれくらいいるのか?」ってこと。

つあり、実際どれくらいの割合の人が高額の医療費がかかってしまうのか?

この割合は0.003%だと言われています。

だいたい3万人に1人です。

 

ちなみに自己破産する人の割合が0.05%だと言われていて、こちらは600人に2千人に1人ですね。

また、勤めている会社が潰れる確率は30年以内に潰れる確率が、0.02%なので5千人に1人は会社が潰れる。

このように破産や倒産のような「これは起きないでしょ、、、」と想定するようなことよりも、もっと起きないのが先進医療で高額な治療費を払う確率です。

こんな低い確率のことをどれだけ真剣に考える必要があるのか?というのが僕の考えです。

 

ちなみに、「新潟住まいのお家相談室」というところのデータでは、老後破たん・老後貧困になる確率は、48.6%らしいっす。

この数字がどこまで正しいかはわかりませんが、少なくとも先進医療のことを考えるよりも老後の生活費のことの方を真剣に考えた方が良さそうです。

 

いつもお伝えしていますが、保険は「安心」という感情にお金を払ってもらう仕組みで成り立っています。

ただ、感情よりも「データ」で考えるようにならないと、お金の問題はいつまで経っても解決しません。

 

算数ができれば、お金のことはわかるので苦手意識をもたず、ぜひお金について「データ」で考えるようにしていきましょう^ ^

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