「はじめてのセミナーを開くのですが、上手くいくか不安です、、、」
セミナーだけでなく、勉強会や交流会、もしくはプレゼンなど人前で話すときは上手くいくかどうか不安ですよね。
不安を解消するためにやるべきことは「事前準備」です。
今回は人前で話す時にしておくべき「事前準備」についてお話します。
１ まずは練習をちゃんとやる
◆とにかく何回も練習する
不安を解消するための一番いい方法からお伝えします。
それは「練習する」ということです。
当たり前ですが、これを当たり前にしているかどうかで全然違ってきます。
不安を解消するためにはとにかく何回も練習することです。
練習すればするほど当然上手くなっていきます。
不安な人ほど、自分が話す内容を暗記できるくらいに練習してみてください。
単純なことですが、それが一番の近道です。
◆参加者役をお願いする
さて、練習をしてほしいのですが、練習方法にもいろいろあります。
基本は一人で話す練習をすると思いますが、他にもおすすめの方法があります。
それは「参加者役をお願いして実際に人前で話す」ということです。
特に、本番が大人数であったり、初対面の人が多い場で話すときは不安も大きいです。
そのときに、実際に人前で話す練習をしておくことは、かなり有効です。
たとえ、参加者役を頼む相手が相手が家族や友人だとしても一人で話すよりも練習としての効果は高いです。
頼める人がいるのなら、ぜひ参加者役をお願いして練習してみてください。
ただ、そのときの注意点があります。
それは、「参加者役の意見を聞きすぎないこと」です。
参加者役を頼んだ相手がプロだったり、あなたが話す相手と近い人なら意見を聞いてもいいです。
ただ、そうでない場合はその指摘が的外れな場合があります。
外見的なことやクセなどは修正したほうがいいですが、内容に関してはあまり振り回されないようにしましょう。
自分が本当に伝えたい人にどうやったら伝わるのかというのは「あなた」が考えてくださいね。
◆イメージトレーニングで練習する
もう一つおすすめの練習法があります。
それは「実際のセミナーをイメージして話す」ということです。
もし、あなたが結婚式のスピーチを任されたとしましょう。
いきなり話すのは緊張します。
でも、事前に
「新郎側には友人がいて、新婦側には相手のご家族がいる。」
「全体の人数は５０人くらいで、隣には新郎新婦がいる。」
などなど
こと細かにそのときの状況をイメージして練習をするのです。
そのイメージが本番の状況に近ければ、近いほど練習の効果は高まります。
僕の知り合いのセミナー講師の方がこの方法を使っていました。
その人はいつも２０人くらいの前で話をしていたそうです。
そのときに、はじめて４００人の前でのセミナーを頼まれたことがあったそうです。
いつもは２０人くらいなので４００人の前で話すのは未経験。
当然、普通は緊張しますよね。
でも、その人は本番でまったく緊張しなかったそうです。
それは「４００人の前で話すイメージで何回も練習していたから」だったそうです。
本番では、はじめて４００人の前で話します。
ですが、その人にとっては何度もイメージしていたのではじめて話す感覚は全くなかったと言っていました。
このように、ただ練習するのでなく本番をイメージして練習することでより練習の効果は高まります。
これができるようになると、どんな場面にも対応できるようになるのでおすすめです。
２ ビデオで録画して確認する
◆話し方や仕草をチェックする
話す練習と並行してほしいことがあります。
それは「話している様子をビデオで録画すること」です。
自分の話している様子って普段見ることはありません。
それは、しっかりと録画して見てみてください。
おそらく、ほぼ間違いなく
「こんなに下手くそなのか、、、」と思います。
でも、それでいいのです。
それを確認して少しずつ修正していくことで話すことが上手くなっていきますから。
また、自分では気付かなかったクセを見つけることができます。
僕の知っている人で見つかったクセは
・話すときにちょっと揺れている
・やたらとアゴをさわる
・語尾をのばしてしまう
などなどいろいろなクセを持っています。
「自分はそんなことない！」を思っているかもしれませんが、録画して見ると明らかです。
クセは意識しないと直せません。
そして、意識するためにはまず「クセを知ること」からはじめます。
自分を客観的に見る方法としても録画してみることをおすすめします。
最初はショックかもしれませんが、意識すれば改善できますので少しずつ直していきましょう。
まとめ
事前の準備で本番が決まる
いかがでしたでしょうか？
人前で話す不安を解消するためになにを事前にしておくべきかわかっていただけたでしょう。
今回の内容には「すぐに話し方が上手くなる裏ワザ！」的なものは一切ありません。
地道な練習と客観的に自分を見ることをおすすめしています。
ただ、結局こういった地道なことを繰り返すことが一番の近道です。
あれこれ裏技を探すのではなく、その探している時間で練習したほうがよっぽど上手くなります。
ぜひ、事前に練習して、参加者が満足してもらえるように話してくださいね。
