歩行者優先が当たり前の東京ですが、僕の田舎は完全なる車優先の社会だった黒田です。
(横断歩道は車が先に通ります。)
(あなたの住んでいる地域はどうですか?)
さて、今日は「上げすぎない」というテーマでお話しします。
ちなみに断捨離の話ではありません。
ちょっと厳し目のお話ですが、とても大事な話です。
僕はいままでにたくさんの余裕のある家庭と、お金に困っている家庭を見てきました。
同時に、なぜそのような差が生まれるのか?にも興味をもっておりまして、、、
最近、その原因がわかってきました。
理由は「上げすぎた生活水準」です。
ちょっと例でお話ししますね。
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あるところに、月の手取り収入が40万円の夫婦がいました。
夫の収入が25万円、妻の収入が15万円です。
共働きなので、比較的生活に余裕があり毎月10万円の貯金もしていました。
そこで、子供をさずかり3人での生活がはじまります。
子供にお金がかかるので、毎月10万円の貯金が5万円になりました。
と同時に奥さんが育休後にパートになったので収入が5万円下がってしまいます。
毎月10万円の貯金は0円になりました。
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さて、このエピソードの夫婦。
おそらく、このままいくと非常に悲惨な老後になると思います。
子どもの教育費が生活を圧迫し、新しい保険にたくさん入り、マイホームを買ったり、車を買ったり、、、
出ていくお金がどんどん増えるからです。
スタートは良かったですよね。
毎月10万円も貯金していたんですから。
じゃあ、なぜお金に困るような状況になってしまうのか?
それが「上げすぎた生活水準」です。
先程の夫婦は、収入40万円、生活費は30万円でした。
そのあと、子供が生まれると収入35万円、生活費も35万円になっています。
ここが問題。
なにが問題かと言いますと「収入は下がっているのに生活費は上がっていること」です。
え、子供が生まれたから生活費が上がるのは普通じゃないの?と思うかもしれません。
ですが、正しいお金の管理でいうと収入が5万円下がったのなら生活費も5万円下げるべきです。
ただ、ほとんどの人がそれができません。
なぜなら、「生活水準を下げたくないから」です。
夫婦二人で家賃10万円の家に住んでいたら、子供が生まれたからといって家賃は下げないでしょう。(むしろあげる人が多いです。)
じゃあ、食費は?服に使っていたお金は?車は?
このように、収入が下がり支出が増えているのに「生活水準はそのまま」という人が非常に多いんです。
もしくは下げたとしても、上がった分ほど下がっていない、というパターン。
これがお金に困ってしまう最大の要因です。
ここで大事なのは「収入が多いから余裕がある」「収入が低いからお金に困る」が本質的な原因ではない、ということ。
月50万円の収入&生活費が40万円の夫婦が子供が産まれて、
月45万円の収入で生活費が45万円でも同じことが起きるので。
(収入が多い方が有利なのは間違い無いですが)
ただ、うちはすでにギリギリの生活をしているって思う人もいるでしょう。
もちろん収入が低ければ見直せるポイントは少なくなります。
ただ、この「ぎりぎり」も自分基準です。
たとえば、格安アパート6畳一間に住んでいる3人家族が存在するのをご存知ですか?
ですが、実際の「私はギリギリの生活をしているんです」という人で、6畳一間に住んでいる人を見たことがありません。
ギリギリの生活をしているんです、と言いながら3年以内に新車とマイホームを買いたい、という人ならいましたが^^;
もし、2LDKに住んでいたら、6畳一間に住んでいる3人家族の方がギリギリの生活、ということになります。
話を戻しますが「お金に困る人の最大の特徴」は「上げすぎた生活水準」です。
逆に言えば、
・収入が上がったとしても、上がっただけ生活費を上げない。
・収入が下がったとしても、下がった分だけ基本生活費が下がる。
これができるようになると生活に余裕が生まれ、お金に困らなくなります。
さて、最後の質問です。
あなたの生活費は適正ですか?
ぜひ考えてみてくださいね。
PS.
本当の意味で余裕を持たしたい場合は、収入を増やして生活費を上げない、というパターンが一番いいです。
支出を下げるのは限界があるので^^;
今の時代はいろいろな副業もあるので、生活費をこれ以上下げれない場合は収入を上げる方にも目を向けてくださいね。
PPS.
生活費も下げれないし、収入も上げられない、と思う場合はその考え方を捨てるところからスタートです。
できることはなにか?という発想に切り替えましょう。
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