マグカップの実験
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最近、どこに行っても値上げしているな、と日々感じている黒田です。

 

さて、今日は「マグカップの実験」というテーマです。

 

GW期間中は、なにをしていましたか?

 

僕は、普通に仕事してました。

 

平日に出かけるメリットを知ってしまってからは、世間の休日に出かけるのがイヤになりました(笑)

 

これは心理学でいうところの「保有効果」に近いですね。

 

保有効果とは

 

「人は一度手に入れたものは失いたくないし、大きな価値を感じる」

 

という効果です。

 

たとえば、あるマグカップの値段を決めてもらう、という実験で

 

・グループ1

マグカップを見せて普通に値段を決めてもらった

 

・グループ2

マグカップをプレゼントしてから値段を決めてもらった

 

このように実験をしたら…

 

グループ2の方が圧倒的に高い価値をマグカップにつけたそうです。

 

ようは、一度手に入れたものには価値を高くしてしまう、失いたくないという心理が働いているわけです。

 

この保有効果は、お金の使い方において、良い効果、悪い効果の両方がでます。

 

たとえば、ある程度の生活水準を手に入れた人は、その生活を失いたくない、と思います。

 

これも保有効果なのですが、その生活を失わないためには努力できるんですよね。

 

つまり、手に入れたものが大きくなればなるほど努力できる、というプラス効果になります。

 

ただ一方で一度手に入れてしまったら、それが分不相応の生活だとしても維持してしまうこともあるんです。

 

たとえば、宝くじに当たった人が生活水準を上げてしまったら…

 

お金が無くなった後もその生活レベルを下げることができなかったりします。

 

また、年収が高かった人が老後に収入がガクンと下がっても、生活レベルを下げられない、というのはよくある話です。

 

実際に、60歳で3000万円を貯蓄した年収1000万円の人が、60歳で退職し年収が200万円にダウン。

 

でも、今までの生活を急に変えることができずに、5年で3000万円を使い切ってしまったそう・・という人がいました。

 

これは保有効果のマイナス例ですね^^;

 

人も動物なので、心理を理解してないと、すぐに本能だけで行動し、後悔する結果を生み出します。

 

あなたも「お金に使われる」のではなく「正しくお金を使う」ことを意識されてくださいね。

 

「保有効果」はプラスに使いましょう。

 

 

 

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