生きているうえで、誰もが「ストレス」を感じながら生活していると思います。
今、あなたが感じているストレスはどんなものですか?
ストレスには「良いストレス」と「悪いストレス」が存在します。
その時自分がどうストレスを感じ、受け止めるか。実は、自らの気持ちとコントロールの仕方によって、無意識にストレスの質を決めています。
すべてのことを「良いストレス」として受け止められればいいですが、正直難しいですよね。また、無理やり良いように考えようとしても、自分の感情に素直に従えていないので逆にストレスが溜まってしまう場合もあります。
「悪いストレス」を感じた時は、自分を感情を素直に受け止め、その後のストレス解消方法を考えることに意識しましょう。
今回は「ストレスの種類について」や「悪いストレスの解消法」について紹介していきたいと思います。
ストレスの種類
そもそもストレスとは?
ストレスとは、外からのいろいろな刺激(ストレッサー)によって自分の身体や心に圧力がかかり、「歪み」が生じることをいいます。その「歪み」が身体への不調を引き起こす原因となっています。
ストレスの種類
ストレスとは「身体に刺激を与える」という意味なので、「良いストレス」も存在します。しかし、私たちが身近に感じているのは、「悪いストレス」の方ではないでしょうか。
「良いストレス」とは?
夢や目標、やりがいのある仕事、良い人間関係等、自分を奮い立たせてくれたり、元気付けてくれたり、ヤル気になる刺激をもたらしてくれることです。これらのことは、人生において、とても重要なことです。
例えば…
・新しいことを挑戦するとき
・何かをやり遂げようとするとき
・お互いに成長できるライバルがいるとき
・ハードワークだけど人の役に立っている実感があるとき
などなど。
「悪いストレス」とは?
人間関係での疲労、不安など、自身の身体が苦しくなったり、気持ちが不安定になり、ヤル気をなくすなどの症状が起こること。
例えば…
・職場でパワハラを受けたとき
・嫌いなことを我慢しているとき
などなど。
あなたが感じているストレスはどちらが多いですか?
悪いストレスの原因
私たちが身近に感じている「悪いストレス」の原因を見ていきましょう。
人間関係
多くの調査でストレスの原因第一位として取り上げられているのが「人間関係」。職場やプライベートなど人とのやり取りの中で、自分の思い通りにならないことから、悪いストレスが生じるようです。
仕事
時間外勤務が多く、休日もほとんどなし。仕事上での責任が重くのしかかったり、期日が迫られている仕事を任せられているなど、多くの原因があります。逆に仕事がない、やりがいを感じない、ヤル気が起きない、暇などでも生じます。
性格や心理面
真面目で完壁主義の人や何事にも短気な人。また、すぐ緊張したり心配性な人、自分の意志や感情をストレートに表現できず、思いを自分で抑えこむ人などがストレスが生じやすいです。自分の思い通りにならない不満が蓄積されることによって、ストレスが生じます。
睡眠不足
生活習慣の乱れや、何かのきっかけにより、睡眠不足が続いた場合。心身が休まらずストレスが生じることがあります。体調不良や集中力が途切れ、それがまた更なるストレスの引き金となり、不眠症を引き起こす恐れもあります。
テクノストレス
パソコン、携帯電話、TVゲームなど長時間にわたり操作することによる疲れから生じます。また、これらのツールを常に使用していないと、人間関係や現代社会に適応できないという「不安」や「焦り」からストレスを引き起こす場合もあります。
ストレスを解消する方法
では、これらの「悪いストレス」を解消するにはどうすれば良いのでしょうか?解消に繋がる方法を紹介していきます。
ゆっくり休息を取る
ストレスには、十分な休息・休養がとても大切です。やらなければならない仕事のことや、迫っている納期のことばかり考えていては、心も身体も休まりません。まずは自分の健康を第一優先しましょう。健康な状態でなければ、仕事も生活も上手く回りません。ここは割りきって決断し、リラックスすることを心がけましょう。何もしない時間を作り、ゆっくり休むと心も身体リフレッシュできます。
外へ出で、気分転換する
自分の好きなことやスポーツ、散歩、ショッピングなど、日々の実生活から少し離れてみましょう!心身ともにのリフレッシュできます。やらなければいけない仕事で頭がいっぱいでそんなこと出来ない!と思うかもしれませんが、意識的に外へ出かけてみましょう。休みの日こそ、外の街や自然に触れてみてはいかがでしょうか。
深呼吸で自律神経を整える
不安や緊張時に精神を安定させる良い呼吸法があります。まず鼻から2秒大きく息を吸い、8秒間息を止めます。そして口からゆっくりと4秒間息をはきます。この方法を2~3回ほど繰り返し行うことにより、リラックスした状態になり、神経のバランスも保てます。一度ためしてみてはどうでしょうか。
メンタルトレーニングをする
自分の思い通りにならないことから、不満や不安、怒りなどが日々蓄積され、ストレスが発生します。悪いストレスをなくすためには「思いを持たない」ことです。[思いを持たない]イコール「日々起きる現象を肯定的に受け止める」ことです。不満、不安、怒りを発しているのは他の誰でもなく、自分自身の感情からスタートしています。これも一種のマインドコントロール法ですが、ストレスに負けないこころを作るには、自分と向き合うことが大切です。ストレスの原因がどこにあるかなど現状の問題点を冷静に洗い出してみてはどうでしょうか。ひとつのことに集中してみる、肯定的な解釈を心がけ、否定的なことを言わないようにする、成功した自分や楽しい予定などをイメージし計画を立ててみるなど、決して完壁を求めず楽しみながら、少しずつはじめてみてはどうでしょうか。
家での趣味を満喫する
人によっては効果がある方法です。好きな音楽を聞いたり、映画のDVDをみたり、TVゲームをしたり、リラックスできる本を読んだり、ペットと戯れたり、好きなマンガを全巻読破してみたり、普段やってないことでも1度試してみたら、没頭し、楽しめるかもしれません。
ストレス要因を早めに対処する
仕事でも日常生活においても、やるべきことは集中して即実行に移す。可能であれば先延ばしにせず、すぐに片付ける。場合によっては人に相談し率直にアドバイスを受けるなど、ストレスが溜まらないうちに、自分なりの対処法を少しずつ身に付けてみてはいかがでしょうか。
友人や家族に相談する
ストレスが溜まり、1人で悩み、抱え込むことは心にも身体にも良くないことです。誰かに話すことは決して恥ずかしいことではありません。自分をさらけ出し、話を聞いてもらうことにより、自分自身を素直に受けとめることで、気分が楽になります。
ストレス解消方法をいくつか挙げましたが、まずは自分が一番リラックスできる方法を試してみてください!
まとめ
・ストレスとは自分の身体や心に「歪み」が生じること
・ストレスには「良いストレス」と「悪いストレス」がある
・悪いストレスの原因は、人間関係や仕事など。
・ストレス解消の方法は、自分のベストな方法を選ぶ。
いかがでしたでしょうか。
ストレスは多くが悪いものと捉えがちですが、良いストレスもあります。自分にとって良いストレスを感じることができるよう、自己コントロールできるようになるといいですよね。
また、悪いストレスを感じたら、早めに解消できるように心がけたいですよね。
今回の内容が、あなたの感じているストレスに少しでも役立つことができれば嬉しいです!