夜な夜な妻とドンキホーテに行ってアイスを買うことに幸せを感じる前村です。(物欲がないのでドンキホーテの誘惑には勝ちました)
さて今日は「カンボジアで学んだこと」というテーマでお話しします。
学生時代に、TVで発展途上国で学校建設をしている活動を見て
「いつか自分も役に立てるようになりたい」
そう思って、20歳の時にカンボジアで行われたボランティア活動に参加しました。
長年の夢だったので意気揚々と向かったのですが、現地の人の声を聞くと現実はそう甘くなかったんです。
日本からボランティアとして学校建設をする団体は多く。
たくさんの学校が建てられています。
しかし問題は学校がないことではなく、「教える先生がいない」などの問題でした。
多くの団体が学校を建てるだけでその後の支援はないことが多く。
結果的に使われずに荒れ果てた学校だけが残っているという現実がそこにはありました。
僕も正直に言えば学校建設をすることだけに意味があると思っていました。
なので、この考えがいかに浅はかな物なのかと考えさせられたんです。
大事なのは「学ぶ場所」を作るのではなく、「学び続けられる環境」を作ることだと。
これは、発展途上国でよく起きる「物乞い」も一緒。
現地では物乞いをされても物をあげてはいけません。
物乞いに答えてしまうと、その子は物乞いだけすればいいと考えてしまうからです。
しかし、大事なのは物乞いをしてその場をしのぐことではありません。
物乞いをしなくてもいい環境を作れるように、その子自身が考えられることなんです。
だから、物乞いを受けても何もあげないでくれと言われます。
今の時代、お金のことや資産運用について学べる環境はいくらでもあります。
一時的に学びを深めて、投資をしてお金を増やしたり、節約する人も多いです。
ただ、これも長くは続かず生活自体は何も変わらないという人がほとんど。
お金を増やしたり貯めたりすることも大事ですが、根本的な使い方が変わらないとその場しのぎと一緒です。
そのためにも、「お金について考え、学び続けられる環境」が必要だなと思っています。
情報を伝える側は学校建設と同じで、学びの場を与えて満足する人が多いです。
その上で再生回数が伸びれば万々歳。
これじゃ学ぶ側も路頭に迷います。
学びの環境を作った後も、学び続けて考えられる場所が必要なんだと。
ボランティア活動を通じて考えさせられました。
マネーアカデミーも、お金についての情報発信をしています。
これを見るあなたが「学び続けられる環境」を、僕たちも意識して作っていきますね。
長い付き合いとなるお金としっかり向き合って、その場しのぎではなく長期的な喜びを得られるようになりましょうね。