さて、今日はもう1つ自己開示ということで「事業運営の本音」についてお話しします。
なかなか、ディープなテーマなのですが、けっこうリアルですのでぜひご覧ください。
まず、僕には大きく4つの収入の柱があります。
1.マネーアカデミーの運営
2.予防医学アカデミーの運営
3.経営コンサルティング
4.投資からの収入
いま、一番力を入れているのが1番ですが、仮に1番がだめになったら他の2.3.4を強化します。
これもリスク分散ですね。
リスク分散の話をさておき、事業を運営する中で一番悩むのが「価格」です。
1.2.3がいわゆる「事業収入」で、僕のサービスは「知識を提供する」のがコンセプト。
ただ、知識を提供するサービスには厳密な「原価」がありません。
飲食店なら「食材」、建築業なら「建築資材」と言った分かりやすい「物」を介してサービスが作られます。
なので、相場観も分かりやすいのですが、「知識を提供するサービス」は相場観もあいまいで、不透明な部分が多いわけです。
こうなると
「価格をいくらにするのか?」
というのは非常に悩ましいところなのです。
そして、ここからが「本音」の部分になるのですが、事業者はみな自分のサービスに価値を感じてもらいたい、と思っています。
そして、できるだけ高い評価を得たい、とも考えています。
なぜなら、高い評価を得て価値を感じてもらえるということは、それだけ「いいサービス」だからです。
「いいサービス」を提供するのが事業者の役割であり使命。
そして「いいサービス」対する「感謝」と「金銭」が報酬です。
つまり、事業者は「できるだけ高い価格で買ってもらって、たくさん感謝してもらいたい」というのが本音になります。
じゃあ、そのためにどうするのか?というのを日夜考えているわけです。
「価格を安くすることで、より多くの人に届いてより多くの人に感謝されるのでは?」
と思うかもしれません。
ただ、低価格でより多くの人に届けようとすると、感謝は「多く」なりますが、同時に「薄く」なります。
ふだん、水を買って「気軽に水を飲めるなんってすばらしい!生産者さんありがとう!!!」なんて思わないでしょう?
また、低価格にすることで利益は減るので「手厚いサポート」もできず、高評価も得られにくいです。
100均でスポンジを買って、「このスポンジの最高の使い方をご自宅で教えます!」とはならないですし、「ここのスポンジは最高!メーカーさんグッジョブ!!」ともならないわけ。
低価格・普通の評価のビジネスも必要なのですが、僕はそれをしたいわけではない。
だから、僕の場合は自分の目の届く範囲の人に「高価格でサポートを手厚くして高評価+感謝を得る」という事業です。
それが僕にとっての「できるだけ高い価格で買ってもらって、たくさん感謝してもらいたい」という本音を満たすための手段なのです。
つまり、僕は
「クライアントにはがっつりサポートするし、分からないことはなんでも聞いて欲しい。僕が経験してきた学びは責任持って惜しみなく伝えます。なんなら将来は一緒に遊び学べる仲間になってほしい。その代わり、サービスそれなりの価格ですのでお許しください。」
このようなスタンスです。(ちょっとワガママなのかもしれません、、、)
こういった事業者の本音を知った上で「買う側」が知っておくことがあります。
それは、「サービスになにを求めるのか?」です。
安い物を求めれば、サポートは減り、それだけ自分の労力が増えます。
無料の情報は今の時代はいくらでもありますが、その情報を精査するために多大な時間を費やすのが代表例ですね。
逆に高価格のものを求めることでサポートは手厚くなり、自分の労力が減ります。
最新のドラム式洗濯機を買えば、配達から取り付けまでしてもらい、洗濯にかかる時間が一気に短縮されるように。
つまり、「価格」と「サポート内容」に隠れる事業者の本音を見極めて自分の求めているサービスを買う。
これが「正しい買い物」であり、「正しい投資」の方法です。
「安いのが良い」ではなく、「高いものが良い」でもありません。
あくまで、自分が求めている「価値」を提供してくるサービスがいいのです。
全ての買い物は「投資」ですので、お互い良い「買い物(投資)」をしましょう^ ^
P.S.
書いてみて思いましたが、「事業者の本音」って面白いですかね?
需要ない気がします(笑)