-自己紹介をお願いします。
たえです、愛知県に住んでいます。医療従事者として働いています。
子どもは2人いて、上が男の子、下が女の子です。
-ライフデザインコーチングを受講する前に、何か悩んでいた事とかありますか?
悩んでた事は先ず、
子どもの事が一番大きく悩んでいて、どういうふうに接していいのかとか、
声かけとかがすごく悩んでたりはしてました。
その後はいろいろ、
夫との関わりとかの事も、自分がイライラしちゃったら、
どうしても当たったりとかするし、それは子どもに対してもそうなんですけど。
そういうところで悩んでいました。
-何か具体的な、エピソードはありましたか?
一番苦しいなと思ったのは、
やっぱり自分がイライラしてる時に、
あんまり子どもが言うこと聞かなくて、感情的に怒ってしまう事です。
-後で苦しくなるというか?
そうです。
「ああ、なんで、こんなに怒っちゃったんだろう」とか
「こんなの、どうでもいいことだったのに」とか思うことが多かったです。
-ライフデザインコーチングに入るきっかけは何だったんですか?
入るきっかけは、もう本当に、先ずはLINEでそういうのが来て
「どんなのなんだろうな?」っていうのをすごく気にはなってたんですね。
コーチングっていう講座とかも気になっていて、
実際に最初のセミナーやつを受けた時に、
「あ、なんか自分でも変われるのかな?」っていうのが、
すごく「ワッ!」て来て、もう「今しかない」と思って入りました。
-実際に受けてみて感想はいかがですか?
受けてみては、率直な感想は、
「こんなにも自分は縛られてたんだ!」っていうのが率直な感想ですね。
やっぱり、表面上だけ変えても何も変わらないんだなっていうのも
分かったし、最終的には自分自身が昔の自分と向き合わないと
考え方も変わらないし、
価値観も変わらないな、っていうのはすごく感じました。
-スクールに入って、印象を受けたこと、よかった事ってありますか?
印象に残ってることはいっぱいあるんですけど、
感謝メールがとにかく、自分の中で誰かに感謝する、っていう事が
考えたことがなかったので、
初めの1ヶ月間だけだったんですけど、
人に感謝するっていう事が、こんなに難しい事っていうのかな。
やってもらって当たり前っていうのは、すごくあった部分もあって、
そんなに感謝する事っていっぱいあったのに、何も気付かずに終わってたな、
っていうのはありましたね。
あとは怒られた時とか、
自分が仕事で失敗して怒られた時とかに
「もう自分はダメだ」
「もうこの人に嫌われちゃったかもしれない」とか思うと、
今までは、その人のことをすごく避けて、
関わらないようにって思ってたんですけど、
実際は別にそうじゃないっていう事を、
ちょうどタイムリーにそういうことがありました。
タイムリーにそういう事が分かって、
「あ、この人はもしかして別に怒ってくれたのは自分のため?」
その人にも被害が加わってしまったから、怒ったのもあるんですけど
「自分のために怒ってくれたのかな?」って思ったりとか、
「別に嫌われてるわけじゃないんだな」っていうのは、分かって、
その後も、スムーズにその人と話しができたりとか、っていうのは良かった事ですかね。
あとは、何よりも仲間が、一緒に講義を受けてくれた仲間が、
すごくいろいろ褒めてくれたり、話しをしてくれたり聞いてくれたりで、
本当に。
たぶん、あのメンバーじゃなかったらダメだったのかな、
っていうところはありました。
-グループで学んだ方が良かったっていう感じですか?
グループで学ぶと、やっぱ同じ悩みを持っていたりとか、
特に子どもの事だったり、家のことだったりっていうのは
「あ、この人も同じ悩み持ってるんだ」とか「この人はこうやって悩んでで一緒だけど、
こうすればいいのにな」とかって思ったりする部分も何個かあって、
そうする自分にも当てはまるから、凄く分かりやすかったなっていうのがありました。
でも、個人でいろいろ教えてもらったのもとても勉強になりました。
-実際に受ける前と、受けた後「自分が変わったな」っていう事はありますか?
変わったなと思う事は、
本当に子どもに対して、少し待てるようになったかなっていう感じはありました。
あとは、自分が何にイライラしてるのかがすごく分かる様になって、
そのイライラも色々あるけど、
私が一番イライラするのは、
自分の時間を取られる事が一番イライラするんだな、っていうのが
個人セッションを受けて気づきました。
-日常生活で「自分の時間が取られてる」というのを感じた事ってありますか?
一番思うのはやっぱり朝、
子どもがグダグダして、中々幼稚園行く準備ができなかったりとかすると、
もう「こっちも色々、この後やんなきゃいけないのに」って思って、
「早く、早く、早く」て言ってイライラしちゃったりとかあります。
自分がこの後の時間で、何かをやらなきゃいけないって時には、
もう本当に「早く、早く、早く」って、すごくまくし立ててたりとかするのは、
ダメだって思って、
でもまた5分くらい経って「早く」ってなっちゃうんですけど。
でもなんか、ちょっとゆっくりしなきゃな、って思ったりとかはしてます。
だけど、やっぱ5分くらいすると「やっぱ早くして」って(笑)
-自分で気付けるようになって、どうですか?
前のイライラ、それは全然分からなくてイライラしてたと思うんですけど、
分かることによって、何か自分の気持ちの変化はありましたか?
分かる事によって、
気持ちの変化はまだしっかりとは来ないんですけど、
子どもたちに当たる回数が減った気がします。
-最近は、どんな事で当たらなくなったとかありますか?
今日もそうなんですけど、朝、起きるのが先ず遅くて、
ご飯を食べる前に、公文なり何なり宿題をやればいいのにやらなかったんで、子どもが。
「ご飯食べた後にやる」て言ってやらせてたんですけど、なかなか進まなくて。
もういつもだったら、きっとスクールを受ける前とか、受けてる途中だったら
「早くしなさい!」ってめっちゃ早い段階で、怒ってたと思うんですよ。
今日は、10時から用事はあるけど、それまでにとりあえず幼稚園に行って帰ってくればいい
とか、子どもがイヤイヤって言っても「とりあえずやって」みたいな感じで過ごせるようには
なってきた気がしますね。
でもやっぱそこに第三者が入ってくると、
ちょっと未だ自分のコントロールが上手くいかなというのはあります。
イライラが和らいでいる方が多い気がしますね。
子どもと遊びに行ってても、今までは思う通りに行かなかったりとかすると、
イライラってなってたりとかしてたんですけど、
「まいっか」っていう自分の中の枠が1つ外れたのかなって、
外れたのか、外れかけてるのかはよく分かんないんですけど、
汚れちゃいけないとか、こぼしちゃいけないとか、っていうのを
「まあ、別に洗えばいっか」とか「拭けばいっか」っていう風になってきた
様な気がします。
でもこれが、第三者がいると「あ、ちょっとやんなきゃ」っていうふうに思っちゃうので、
そこももう少し外さなきゃな、って思ってます。
-何か他に変わったこととかありますか?「ここ、以前の私だったらこうだったのに」とかありますか。
あとは仕事に関しても、今までだったら、やっぱりすごく深入りをしちゃうタイプだったんです。
一人の人に対して、この人のために頑張ってあげなきゃ、っていう感じが
すごくあったんですけど、
「別に私が深入りしたところで、この人が変わるわけじゃないな」
っていう線引きができるようになったのと、
あと、今まではちょっと周りの人が陰口を叩いたりとか、
仕事をしなかったりとかっていう時も、
「なんでこの人、こんななんだろう」って思ってたけど
「仕事しないなら、しないで私がやればいいや」って思ったりとか、
「この人の仕事は私の仕事じゃないから、もう無視しよう」とか、
そういうふうに思える様になりました。
-それは気持ち的に楽になったんですか?
楽になりました。
それまでだったら、
同じ感じに思ってる人に、すごいワァ!っと言ったりとか、
一緒にワァ!と言って、ストレス発散みたいにしてたんですけど、
別に言わなくても考えなくなったんです。
ストレス発散することもないし。
ちょっとぐらいは愚痴って言ったりとかはするんですけど。
気付いたのは、言われると愚痴を聞かされる自分もイライラしてるんだな
っていうのが分かって、今は言わなくなった分、それが明確に出てくるって
いうんですかね。
その人から愚痴を聞かされると「もういいじゃん、気にしなくて」って
言える様になりました。
たぶん、やらない人とかに対して、上の評価が高かったりとかしてる分
「やってないのに、なんで評価されるんだ」っていうイライラが前はあったんですけど、
でもきっといつか、やってない分、しっぺ返しが来るんだろうな、って思ったりとか。
って思うようになったら、蓋をするっていうよりかは、本当に切り離すてっていうんですか
ね。
自分には関係ないって、思えるようになりました。
-どこで自分とは違うし、自分にはその人がどうしようが関係ない、て思えるようになったんですか?
どこで思える様になったのかが、本当に分からないんですけど、
たぶん、個別セッションとかで
「自分の人生だよ」とかって言われて「他人は考えないように」って言われるぐらいから、
「ああ、そっか」みたいなのはあったりとか。
あとは、ぐっと一人の人に入っちゃったりとかも。
一回夜中に電話がかかって来て、
ずっと話してたのにブチッて切れちゃったことがあったんですね。
「え、どうしよう、この人。このまま子ども虐待しちゃったりとかしたらどうしよう」とか
って、私の中では凄く思ったんですけど、周りの人が「もういいじゃん」みたいな、
「これはこれで、この人が切ったたんだから終わりでいいんじゃない?」って言われた時に、
「あ、私、この人に深入りしようとしている」って思って、
そしたら「あ、そっか、いいんだ。私、別に深入りしなくても他の人たちが、
必要な人たちが入ってくるんだから要らないんだな」っていうのが、
一番最初のきっかけだったと思います。
-素晴らしいですね。子どもとの関係を見直したくてとか、良くしたくてコーチングを学んでみようと思ったところから、仕事もだいぶ変わってきた、ってことですよね?
そうですね、本当に。
前は「ああ、また今日も仕事か」って思ってたけど
「あ、これ終わったら子どもに会える」とか「これ終わったら子どもと何しよう」とか
って思える様になったので、
本当、仕事に関しては楽になりました。
-一番良かったことはありますか?
一番良かったことは、とにかく深掘ってもらったことですね。
一人だったら、きっとあそこまで深掘れなかったし、
小さい、幼ない時のことまで、
それをきっかけに、自分が何かする時に「なんでこうするんだろう」って、
少し考えられるようになって、
もしかしたら、それが正しいかどうかわかんないですけど、
もしかしたらこれが原因なのかもしれない、とかって思える様になって来ました。
-自分を深掘るって、たえさんにとってどんなことなんですかね?
過去を思い出させてもらってるような気がします。
本当に忘れかけてる過去の日常を深掘ることで、思い出して、
「こういう事があったから今の自分がこうなってるのかな」っていうふうに
思える様になりました。
夫に対してとかも、自分は「夫とはこうあるべき」みたいなのがすごくあったんですけど、
「何で私はそういう風に思いはじめたんだろう」っていうか、もうずっと思ってたんで、
それが当たり前だと思ってたんです。
「何でだろう?何でだろう?」って、ずっと考えていった時に、
バブルの時代に「男の人にやってもらう」っていうのが当たり前な時代を
兄達は育って生きてきたし、たぶん両親もそういう感じでやってきたんですね。
そういう話をずっと聞かされてきて「男の人にやってもらえばいいんだよ」
「男の人が買ってくれるよ」とか、
で「結婚したら男の人のお金でやって、自分のお金はちゃんと老後に取っておきなさいよ」
みたいな。
そういうふうに教わって来た上に、そういう時代を生きてた人達が先輩にいっぱいて、
就職して愛知に引っ越してきた時に「車を買おうと思います」って相談をしたら、
「お前はバカか」って言われて。
「車っていうのはな、女は乗せてもらうもので、男が運転するもんなんだ」って言われて。
そこが本当に「男の人にやってもらう」「やってもらって当たり前」っていう考えが、
そこで本当にパチンって定着しちゃったような気がしています。
だから私はこんなに、頼るわけではないけど「もっと頑張れよ」って思ってるのかな、
って思いました。
-今はどうですか?「それは違うのかもしれない」とか思い始めた、ってことですか?
違うのかもしれない、って思ってるけど、未だなかなか。
楽な方、楽な方に心が動いてます。
-そう思うことで「ちょっと変わったな」「自分の行動変わったかもしれない」とかありますか?
そうですね。
もともと何かを夫に頼ってやってもらいたい、っていうのはなかったんですけど。
でも「やるよ」って言われたら、お願いすることはする様にはなったんですけど。
車も持つようになって、連れて行ってもらうっていうよりか、
自分で行くっていうふうになりましたね。
-私、1ヶ月間感謝メールをお願いするじゃないですか。
その時にたえちゃんが、旦那さんにありがとうって言う回数がすごく増えた、というのが
印象・記録に残ってて。「あ、凄いな」って。そんなことを思い出しました。
あの時は、凄い頑張ろうって思って、ありがとうをいっぱい言ってたんですけど、
最近また言わなくなったんで。
やっぱ言わなくなると喧嘩になるんだな、って。
-コーチングスクールはどんな人が受けた方がいいなと思いますか?
価値観の偏った人。
あとは、“当たり前”を当たり前だってずっと思ってる人。
あと、自分は頑固だな、って思ってる人は受けた方が良いと思います。
頑固な人って、結構価値観の塊だったりがあるので、私もそうなんですけど。
だから他から言われても「いや、だって違うよ」って言うふうになっちゃうので、
余計凝り固まっちゃうのかな。
子供たちに対しても同じように、自分の価値観を一生懸命刷り込んだりとか
してる感じがあるな、って思ったので、
頑固な人はぜひ受けた方が良いと思います。
-たえちゃんの中で、当たり前だと思ってたことが「あ、そうじゃないかも」って変わったことはありますか?
いっぱいあり過ぎて「どれ」って言えなくなってきちゃったんですけど、
本当に仕事に関しては、責任感は絶対なんですけど、
人のことまで手伝ってやるのが当たり前だと思っていたけど、
「いや、別に人は人だしな」って思えるようになったし、
「子どもに躾をしなきゃいけない」っていうのも、
「母親の役目だ」っていうのはもう当たり前だと思っていたし、
しつけに関しても「完璧にしなきゃいけない」っていうのが当たり前に思ってたんです。
でも「完璧じゃなくていいや」って、ちょっと思ったりとか、
「なんで私が全部やんなきゃならないの」って、思える様になってきました。
一番の”当たり前”が「完璧にしなきゃいけない」っていうのが、
自分の中で”当たり前”だったのか、っていうふうに思いますね。
-今「あれ?私じゃなくていいかも」とか「完璧じゃなくていいかも」って思うと、
どうですか?楽になるんですかね、気持ち的には。
気持ち的には、初めはすごく葛藤がありました。
「私じゃなきゃ絶対やっぱ駄目だ」みたいなのがあったりとか、
でも「完璧にしないと結局、周りからなんか言われるし」って、思ってたんですけど。
実家に帰った時に子どもが、漢字を書いてて、
書き方は間違ってるわ、枠からみ出るわ、もう読めないわで、散々だったんですけど(笑)
それに対して母が、「綺麗に書きなさい」「きちんと書きなさい」って、
私がもうそこで「いや、もう書き方も適当でいいし、書き順も間違っててもいいし、
枠からはみ出てていいから、とりあえずやる、ってことだけでいいよ」って言ったら、
「え?!」って言われたんですね。
でも、自分の中で「完璧に出来るわけがない」って、「この子は完璧に出来るわけがない」
って思ってるから、それが言えて、子どもも「わあ」ってなってたのが、
「じゃあ、やる」って、いう風になったんで。
たぶん本当に完璧を求め過ぎてた。
だから、それを言った時に「自分、別に完璧じゃなくていいんだな」っていうふうに
思いました。
あと、アイロンかけなくなりました。
あんなに一生懸命やってたアイロンをやらなくなりました。
子どもの幼稚園に着ていくシャツと、スモックみたいなやつは、絶対と思っていました。
2日に1回は必ずかけてたんですけど、周りの人たちが段々
「え、かけてないよ」って言ってきて、「え?そうなの?」ってなったりとか。
先生とも話しをしてた時に
「写真撮影の日はかけてきて欲しいですけど」みたいなことを言われて、
「あ、私なんでこんなに一生懸命やってたんだろう」って。
それもだんだん深掘っていくと、
常に祖母がアイロンをかけてるっていう印象が残ってたので、
多分それで「アイロンはかけなきゃいけない」って思ってたし、
自分が高校生になった時に、
ワイシャツがパシってしてないと嫌だ、って思ってたのもあって。
自分がかけるわけでもなく「アイロンかけといて」て言ってたのが、
多分今に繋がってたのかな、って思います。
-コーチングとかのスクールを受けない方がいいなていう方はいますか?
柔軟に物事を考えらる人だと思う。
あとは、もう本当にポジティブな人。
要らないわけではないんですけど「今やってるし」って絶対思うだろうなって思いました。
-最後にですね、コーチング学ぼうかな、どうしようかなと考えてる方にメッセージをお願いします。
コーチングを学ぼうかな、って思ってる人は、ぜひ学んでみた方がいいと思います。
自分の人生が少しずつでも楽になるし、周りの人との関係もだいぶ変わってくると思います。
-たえさん、ありがとうございました。